
息子から一番食べごろの代物と言って
獲りたての一才牡鹿の肉を
ひと箱送ってきた
鹿肉が好きな近所のひとにも配り
残りは
ステーキやシチュー唐揚げ等々
堪能したが余ったものは
腐敗を防ぐため
最も原始的な男の料理法でスモークにした
新型コロナウイルスの影響で
自宅待機を余儀なくされ
暇をもてあそんでいたところの長時間
久しぶりに大自然の野生の香に
したためられた時間だった
肉片に
塩、砂糖、胡椒、ナツメグ、オールスパイス、シナモンを
擦り込んで冷蔵庫で一週間寝かして
熟成させるそれを日蔭で風乾
そして
バルコニーで手作りの一斗缶スモーカーを重ね
秋に貯めといた落ち葉の桜、小枝、胡桃のチップで
ゆっくりしかも温度を20℃より上げない
冷熱で4時間燻らすが風に一斗缶が揺れて
吊るした鹿肉が偏らないかと気になる
その間本など読み
Oscar Peterson TORIOのJAZなどで
心弾ませ煙の状態を見ながら
たおやかな時間を費やす
黙々と立ち上がる燻煙が
部屋の中にも紛れ込み
野生の香が満ちる
まさに悠久の世界で
今宵のメインディッシュは
ワインと鹿肉のスモークで乾杯
こちらはなぜか生の肉は手に入りません
大概は加工した焼肉用ですね~
なので、肉を加工する・・ことすら知りません
そして信州でも毎年何百頭と捕獲しているのですが
あまり人気がなくて・・その食べる機会も
少ないので・・その美味しさも判りません
この画像からすると、相当美味しそうに見えます
いいですね~~
ワインと相性抜群、美味しいものに眼のない私にはチョット毒か?
何時も楽しい映像と語りを有難うございます。