青山潤三の世界・あや子版

あや子が紹介する、青山潤三氏の世界です。ジオログ「青山潤三ネイチャークラブ」もよろしく

中国はどこにある? 日中関係の基本構造を考えるⅣ-1

2011-04-10 21:23:53 | チョウ
生まれて初めて投票に行ってきました。



選挙投票が国民の義務であると言うのは、まやかしだと思っています。

拒否、というのも、選択肢の一つです。



今回は、やむにやまれず、投票に行きました。

Dr.に一票を入れて来ました。本物であること。僕と共通する考えを持っていること。

本物の条件は、立候補の主眼が我慾ではないことと、思考が一から自分自身の組み立てにより成り立っていること。



外食チェーンやそのまんまが、万が一にでも当選してしまったら、東京都民を即、止めます(日本国民であることも止めたいぐらい)。



NHKラジオで、地震後の情報(放射能)収集を続けているのですが、アナウンサーやリスナーの相変わらず薄っぺらな“平和志向”、日本人であることが、つくづく嫌になって来ます。



この人たちは、“平和”ということの「表裏」を、真剣に考えたことがあるのでしょうか?



“仲良く協力しあって”とか“人類みんな家族”とか“遠くから貴方達の事を思っています、頑張って”とか、言ったもの勝ちの、薄っぺらな言葉の垂れ流し、日本のどうしようもない暗黒部(心地よさそうな言葉の裏側に付随する、無意識のうちの異質・弱者の排除、思想の自主規制)を覗き見て、恐ろしくなる思いでいます。

                                                         青山潤三



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Ⅲ 幾つかのチョウの分布パターンから


A ツマキチョウの仲間


北米大陸を含めた全北区温帯域各地の、種・種群間関係の模式的一例

 
ヒイロクモマツマキチョウ  クモマツマキチョウ
杭州近郊 2005.4.13     西安近郊 1994.4.25




A.bieti   A.scolymus        A.midia
中国大陸西部産      中国大陸-日本列島産   北米大陸東部産
(2005.7.13 中国雲南省にて) (2005.4.26中国陝西省にて) (「Butterflies of the CAROLINAS」
J.C.Danielsからの複写引用)


B アカマダラ属Araschnia 4 種


東アジア産生物の、代表的な4つの分布域に当てはまります。


アカマダラ 春型 北海道    サカハチチョウ 春型 北海道  サカハチチョウ 夏型 兵庫




アカマダラモドキ    キマダラサカハチチョウ            キマダラサカハチチョウ
夏型 雲南       夏型 四川                  春型 杭州

         

日本・中国産アカマダラ属4種/どれとどれが同じ種か分かりますか?



①―⑥⑰⑱ キマダラサカハチチョウ
⑪⑭-⑯⑳ アカマダラモドキ
⑨⑩⑫⑲  サカハチチョウ
⑦⑧    アカマダラ



外観的に見分けるポイントは、前翅前縁中央の白班2個の並び方。


     
アカマダラ    キマダラサカハチチョウ   サカハチチョウ アカマダラモドキ
内側に斜めに傾く 上の班が内側にずれる    垂直       外側に傾く      



翅の模様の印象からは、互いにごく近縁な(一見した限りでは種の分離に疑問を持つ程の)
関係のように感じるが、体の基本形質を最も端的に表現する雄外部生殖器の構造を比較検証すると、4種間には極めて大きな、かつ極めて安定した差があることが分かる。そして、
4つの種の分布域は、東アジアにおける分布様式のひとつの代表例を示している。

詳しくは、拙書『中国のチョウ』(上図引用)を参照されたい。





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