せめて今夕は草取りをしたいと思います。

畑よ、夫よ、ありがとう。(涙)
↑校舎の前を通ってキャンプ場へのアプローチ かつて「体育」の授業前に子供達がグランドへ駆けて行った道なのでしょう。
↑炊事棟 ゴミ一つ無く清潔に使われていました。
↑トイレ 管理が行き届いているのか、こちらもきれいでした。
テント架台が10基。ほどよい間隔で点在しています。
キャンプ場周囲は深山幽谷。夜は満天の星が望めます。
周辺は野の花がたくさん。
夜、お隣のテントの方が弦楽器で「島唄」を奏でていました。山の中で聞く生楽器の静かな音色はとても雰囲気。幸せな気分になりました。
丹後半島の海岸沿いは海岸キャンプ場(海キャン)がいくつもあります。反面、山間部のキャンプ場は少ない様です。賑やかな海キャンが苦手な・・・山の中でひっそりと過ごしたい方にお勧めな幕営地です。
先日訪れた鞍内キャンプ場=旧虎杖小学校は平成3年、児童数1名を最後に閉校したそうです。校舎は今もそのまま静かに建っています。
キャンプ場の管理をされているのはかつてこの小学校で長いこと教鞭をとられていた先生です。先生ご自身もこの小学校を出られたとのこと。虎杖小学校の長い歴史や子供達とのエピソードをたくさんお話してくださいました。
木造からこの鉄筋校舎↑に建替えられたのが昭和39年だそうです。
一番生徒数の多い時は50人くらいもいたとのこと。教室は1階、二階とも4部屋づつありました。
今のキャンプ場がグランド跡ですが、昭和47年まではこの校舎の前の長細い場所を運動場にしていたそうです。
学校の看板
校舎裏の井戸
ぽつんと忘れられた丸イス。理科室か家庭科室で使ってたのかなぁ・・・何だか切ない。
朝陽に照らされる校舎。かつて朝の教室はさんさんと明るかったのでしょう、今は成長した樹々にさえぎられ、教室が陰になっています。
谷沿いの長い長い山道(林道)を歩いて2つの村から子供達が通ったそうです。
最後のつづら折の坂を登りきると学校に到着。
小学校下は宇川の渓谷。冬は2~3mの積雪地帯だそうですが、子供達は冬も元気にドッジボールをしていたので、先生は飛んでいったボールを取りによく凍った川へ入ったんですって。
初めて訪れた場所でしたが、ゆかりのあるかたに色々なお話を聞かせていただき、とても感慨深かったです。「この小学校について話したらね、いくら時間があっても尽きないよ(笑)。この校舎はもう使い途が無いし、このまま朽ちていくだけかなぁ・・・」と言われてました。
きっとこのような廃校や廃村は日本中に数多くあるのでしょう。
また先生のお話を聞きに、ここへキャンプに行きたいと思っています。