ホテルにて申し込んだオプショナルツアーで万里の長城へ出かけました。
メンバーは若い女性のガイドさん、“リー嬢”と我々二人。
万里の長城は「八達嶺(はったつりょう)長城」がポピュラーですが、
我々は、人が少なく静かな「慕田峪長城(ぼてんよく)長城」へ登りました。
長城までのアクセスは、徒歩、ロープウエィ、リフト、のどれかです。
歩いて登るのが本意でしたが、ガイドのリー嬢は『山登りがお嫌い』
だそうで、リフトで上がりました。
リフトから下を見ると、下山のアクセスに乗る予定のスライダーが
よく望めました。
斜面に対し、つづら折れに付けられた巨大な滑り台です。
リフトトップに到着し、ここから数時間の長城フリータイムです。
リー嬢は「私はリフトトップで待ってます、自由に歩いて必ず戻って来て下さい。」とのこと。
短時間でしたが、左方面へ行ける所まで行ってみることにしました。
慕田峪の特徴である、左右にある狭間。
城壁のどちらからの攻撃にも応戦出来る様に、大砲の窓が空いています。
道幅もまちまち、スロープだったり階段だったり、
斜度の緩急も場所によって様々。登山の様でした。
気候は日本より少し暑かったので、繰り返しの
アップダウンにはだいぶ汗をかきました。
稜線という稜線に長城が巡らせてあり、双眼鏡で遥か彼方まで望むに、
気が遠くなるほどの建設であることが推し測れました。
ぜひまた別の長城を歩いてみたいです。次回は何時間でも。
下山はお楽しみのスライダー
個々に座椅子の様なスライダーに乗って、滑り降ります。
足の間に挟むバーを引くとブレーキ、押すとアクセル。
「ジャパニーズ? ハイ、ドウゾ!」と係のおじさん。
リー嬢曰く、ここ近年、外国人観光客は欧米人が多く日本人は激減しているそうです。
スライダー下山は初めて(たいがいロープウェイだそう)のリー嬢とロングスライダーで
楽しく滑り降り、下山。
※(余談)ガイドのリー嬢;大学で日本語を勉強した、二十代の美人さん。
日本語が素晴らしく堪能でした。
ここ近年は中国人を日本へ連れて行くことが多く、私より日本の観光地や温泉に
詳しかったです。
リーさん;「日本へ連れて行くのは何が多いと思いますか?」
私:「?」
リーさん;「バクガイ!」
再び北京市街へ戻り、リー嬢と名残り惜しい別れをして地下鉄に乗り、
次の目的地「天壇」へ。
天壇・・・北京の皇帝の廊壇
円形の建物が印象的な祈年殿は、中国を代表する歴史的建造物だそうです。
各建造物を一通り見学し、外の公園を散策していると・・・
体操をしている女性の人達
フラメンコのようなダンスをしている人達
屋外ジム?の様な場所では元気な中高年の男性が・・・
それぞれ豪快に・・・
身体を鍛えまくっていました。
器械をひと通り終えたおじさん、今度は木という木、すべてに登り渡り・・・。
相当、エネルギーが余っている様子でした。
目的はもちろん見せる為ではなく、おじさん達の日課とのことです。
あまりすごいので、思わず『毎日来ているのですか?近所からですか?』と筆談+下手なイラストで
尋ねたところ、「色々な所(家)から来ている。毎日朝と夕方。私はすごく身体を鍛えるのだ!」・・・
ジェスチャー含み、おおかたそんな返答でした。
北京は55歳が定年なので、余生は悠々自適に過ごす人が多いらしいです。(リー嬢談)
日本は圧倒的に女性の中高年が元気ですが、中国は中高年の男性がとても元気!・・・切実に感じました。
この様な野外アスレティック?は北京市内あちらこちらで見かけ、朝夕フルに使用されていました。
天壇公園を出て、裏通りを縦横無尽に散策。
「天猫」はインターネットショップモールのことで、広告を多く見ました。
区画整理された小ぎれいな住宅地でも、お洗濯は中国風で
自由な良い感じ。
お昼と夜は外食でしたが、我々の経済的ニーズに合う気軽なお店も多く、
楽しかったです。(このお店は麺のお店でしょうか。)
どこの飲食店のテーブルにもラッピングされたこのセットが
ありました。
北京のビールは燕京ビール
地下鉄で北京空港へ。
2016.6/26~2016.6/29 北京旅行
行程:関西空港=(中国国際航空 AIR CHINA)=北京空港
1日目 北京 散策、他
2日目 北京=万里の長城(慕田峪長城)、北京散策、他
3日目 北京 散策、他
4日目 北京 散策、他 北京空港=(AC)=関空
メンバー:夫、自分
☆3泊4日の短い旅でしたが、とても楽しかったです。