家族に付き合って毎朝見ている「グッド!モーニング」とかいうニュース番組、韓国関連の報道が本当にひどい。「韓国事情に詳しい専門家」として辺真一にコメントさせてるのを何度か見たことがあるけど、この人日帝に都合のいいこと言ってくれることで有名な人だよな。「正論」とか「Hanada」とか「WiLL」系の。実際にこれらの雑誌に寄稿しているかどうかは知らんが思想としては同じ。そして数日前には大統領選関連で李相哲にコメントさせていた。この人は「虎ノ門ニュース」にも出るような人。
人選が露骨なんだよな。朝鮮系や中国系で日帝寄りの人を選んでコメントさせるところが実に嫌らしい。櫻井よしこあたりの意見でも引っ張ってきたほうがまだ潔いと思う。
この番組は日本と韓国が何か揉めたら必ず韓国が悪いことにするし、過去の植民地支配の反省も現在の日本政府の植民地主義的態度への批判も皆無だ。そして何よりも問題なのは、「グッド!モーニング」が特別なのではなく日本のニュース番組がほぼこんな感じだということ。明確な違いがあるのは「報道特集」くらいじゃないだろうか。
それなのに、自称愛国者の皆さんには「マスゴミ」呼ばわりされて敵視されている。お仲間にしか見えないが。「グッド!モーニング」を放送しているようなテレ朝とか、リベラル派の大統領候補を「韓国のトランプ」呼ばわりするような「サンデーモーニング」のどこが「韓国寄り」なんだ。
ニュース番組では、政府の税金の無駄遣いやコロナ対策の不備などの問題は全然足りないにしても多少は指摘されることもあって、そういうところはネット右翼とは多少は違うかもしれない。でも韓国や中国のこととなると両者の意見は全く同じになる。絶対的に日本政府の味方をする。こういうのを見ると「日帝」ってまだ終わっていないんだなと感じる。
そして日本の植民地支配への批判以上にタブーなのだろうと思われるのが天皇制批判。「報道特集」もそこは全然ダメ。皇族は絶対に「様」付けで呼ぶものと決まっているし、天皇制に疑問を持つような意見がテレビで流れることはない。コメンテーターがそんなコメントをしたとしたら編集でカットされるだろう。生放送なら突然CMとか入れられそう。まずそんな意見の人がコメンテーターとして呼ばれることはないだろうけど。