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FOOD は 風土 

2010-09-26 | 旅行
最後のナマステ

6日間のネパールへの旅の思い出も、これで終わりです。

この旅で、ネパールについて分かったこと、知ったこと、気がついたこと、
気になったこと・・・などを帰りの飛行場でメモ帳に記しました。
そのページのメモをそのまま残しておくことにしました。

①ネパールの国内食料自給率は限りなく100パーセントに近い
 (穀物は三毛作ができるほど、自然環境が豊か)
 ●飛行機から見えるライステラス(棚田)が美しかった!

②宗教はネパール国民の80%がヒンドゥー教、仏教徒10%、イスラム教徒4%ほど
 (ヒンドゥー教徒は宗教上牛肉を食用としない)

③ご飯を食べる時は、手で食べる
  不浄とされている左手は使わず、右手のみを使う・・・イスラムも同様)
 
④穀物の種類が豊富
 (ネパール米は食感、香りともにユニークであった)
 (ヒエなどの雑穀が日常食されている)

⑤人々の日常の食事は1日2食が多い
 (主食はコメなどの穀物、肉魚より野菜が多い)
 
⑥家の中で台所は神聖な場所と考えられ、最上階に配置されることが多い
 時代と共に変わってきているが
 (昔のカースト制度では、カーストの違いによって、いっしょに食事をしたり
  することができない、その家に入る事もできない)

⑦オーガニックという意外
 (先進国ではオーガニックは裕福層の考えだと思っていたが、ここでは
  高価な農薬を使えないという現実と豊かな自然のため、ある意味オーガニック
  という考えは意識的なものでないのかもしれない・・・わざわざオーガニック
  と声をあげなくてもオーガニックになっているのか?)

                


1国の首都の幹線道路を牛が歩き、
町の道端には物乞いが、中には片足を失った子どもも横たわり、
通りに山積みにされたゴミの中から何かを拾い上げて食べる10歳くらいの男の子

胸がキュンとしめつけられた瞬間でした

10年前にスリランカのコロンボを訪れた時のことを思い出しました

カルチャーショック と言ってしまえばそれまでですが
日本であたりまえと思っている事が、ここではあたりまえでない事がある
それが現実

十分に食べることができない人々がいる現実
食べ過ぎてダイエットにお金をかける人々がいる
それも現実

今回の旅は、そんな現実を突きつけられた気がしました

<食べる>ことが<楽しみ>である人々
<食べる>ことが<生きる>ことである人々
そして<食べる>ことが十分にできない人々がいる

今、自分にできることは?
今、自分がしなければならないことは?

             

最後に、いっしょに楽しい時間を過ごしてくれた、マーちゃん、チーちゃん、
サッちゃんに感謝! 

ダンニャバード 







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