桃の節句にそれぞれの家で
作られる『おこしもの』
愛知県の郷土菓子でもある
米粉をお湯で練り合わせて生地を作り、木型に入れて成型して蒸したもの
昔は各家におこしものの木型があって親子で作るお菓子だったが、今はこの季節限定で和菓子店やスーパーに並ぶ
蒸したての「おこしもの」は、きな粉と砂糖を合わせたものをかけて食べたり、砂糖しょうゆをかけたりして食べる
また、冷えて硬くなったものは
お餅のように炙って砂糖しょうゆをつけて海苔を巻いたりして食べる
素朴な味のお菓子だ
子供の頃は、ひな祭り前に家で作る「おこしもの」にワクワクしたものだ
昔から地域に伝わる伝統的な料理やお菓子が次の世代までずっと続くことを心から願う