コラムにあるタイトルである。そこにあるのは、風発か。風が吹くようなこと、それを発する、つまりは、盛んな勢いであることという語義がある。言葉が勢いよく口をついて出ること、というふうな、辞書義である。となると、その談論が何か。山際氏は三酔人経綸問答を引用して式辞を述べていることを、コラムに書いた。それを談論とした。さらに、今西錦司氏の、人間性の進化という著作をとりあげて、コラムの話題にする。まさに談論風発である。さすが、京都のふうである。山際学長は入学式の式辞を、また、こう述べている。4月の入学の季節に合わせた、わたしたちの感情と、>それまで冬の寒さに縮こまり、凍った心や身体を解き放ち、すべての生物がいっせいに活動を始める。その勢いに誰もが同調して、世の中が騒がしく、活気づくようになり、自らも思わず背筋を伸ばして歩を早める。それが勉学や仕事の開始に合っていると、多くの人々が考えているのだろうと思います。
しかし、4月を別の感情でとらえた詩人がいます。英詩の最大の傑作といわれる「荒地」Waste landという詩の冒頭で、詩人トーマス・エリオットはこう歌い上げます。 という話に及ぶ。
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キラキラを変換して、☆ミとなるが、シワシワの文字変換は、皺字が出るくらいか。しわくちゃ、皺くちゃの札 a crumpled bank-note 、皺くちゃ婆さん a wrinkled old woman、紙を皺くちゃにする to crumple up paper、齋藤英和大辞典より。シワシワネームとか、新聞のもと記事は、生活発見、コトバ百貨店というコラムで、なんだこれはと、早速にも話題になっている。すでに10年前、20年前を比較して、ネット上で、BUZZ HOUSEは、おもしろ画像・衝撃動画・気になるまとめなどを世界中から集めたバイラルメディアです!というわけで、>近い将来、このトレンドは今以上に現代の大人の想定外のところに向かい、私達の名前が逆にとてもめずらしいと言われる日が来ることでしょう。
その時は「キラキラネーム」に対してなんと呼ばれるのでしょうか...「古々ネーム」でしょうか ちなみに、2014年名前ランキング
【男の子】
1位:大翔(ひろと、はると)
2位:悠真(ゆうま、はるま)
3位:悠人(ゆうと、はると)
4位:翔太(しょうた)
5位:蓮(れん)
6位:湊(みなと、そう)
7位:颯太(そうた、ふうた)
8位:大和(やまと)
9位:樹(いつき)
10位:朝陽(あさひ)
【女の子】
1位:葵(あおい)
2位:楓(かえで)
3位:結衣(ゆい)
4位:結菜(ゆな、ゆいな、ゆうな)
5位:陽菜(ひな、はるな)
6位:結愛(ゆい、ゆうな、ゆめ)
7位:美月(みつき、みづき)
8位:凛(りん)
9位:凜(りん)
10位:芽生(めい) . . . 本文を読む
日本語教育の普及日本語教育は日本語を教えることである。その日本語のとらえ方が、わたしたちが生まれつきに使う言語としての日本語と、日本語を母語としない人たちが学習しようとする日本語というふうになる...>続きを読む
日本語教育の論日本語教育にある学習者、教師そして教材を3つとして、日本語教育を支えるものとした鼎のたとえである。日本語教育には日本語教育学が必要だと言われ、日本語教授法論がたたかわさ . . . 本文を読む
いずれも知られているようで、その捉えどころは曖昧なことである。曖昧というのは、ともすれば、両義性を併せ持つことにある。そのふたつのとらえ方を両義というのであるが、真逆になってしまうのである。演習という語を辞書で見てみれば、ひとつには練習のこととあるし、ひとつには訓練とある。練習がなれることであるなら、訓練もそうなることであると思うかもしれない、しかしよく考えると、訓練は実践なのである。慣れるためにやっているのではない。そこに加えて、ゼミナール、ゼミとしての解説がある。ゼミは練習なのか、訓練なのか、授業形式だとあるのだから、それは何をするのだろう。百科事典の書く説明を借りるならば、大学の教育方法としての歴史がありそうである。さてその用法を見るなら、予行演習、消防演習、国文学演習などと、どれもその語義には違いがあり、おなじ演習でもその捉えかたが異なる。まして研究者と学生の自主的な研究に基づく真理と知識の獲得となれば、その演習は真理に到達するという究極の目的を持つ。 . . . 本文を読む
新聞見出しにローマ字略語が頻出する。いまに始まったことでもないし、新聞に限ったことでもない。それをみて、とっさに、みつびし、りーじょなる、じぇっと その略語であるとわかるのは、記事をウオッチングして、いつかその語を記憶することになる。ちなみに、MRJ、三菱リージョナルジェット、 Mitsubishi Regional Jetを、ウイキペディアは、三菱航空機を筆頭に開発・製造が進められている小型旅客機、と説明し、現在の名称が決定する2007年2月以前の構想・計画段階では、MJ 、Next Generation RJ、環境適応型高性能小型航空機などの名称で呼ばれていた、とある。その最新の新聞記事には、国産ジェットMRJの初飛行、4度目延期 と見える。ほかには、国産旅客機 MRJのように、表現しているので、MRJ初飛行9~10月に 三菱航空機、延期4度目、その略語には新聞編集の工夫が読み取れる。すぐさま、その略を記憶したり連想したりするものと、そうではあるけれど、LCC といわれて、この略は、ロウコストまでを思い出しながら、はて、カンパニーだったのか、とその略をあれこれ推測しなければならない。
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何か不安が漂うなりゆきは、ひところなら、怪しげである。日本がアメリカに同調して表明している。発足当初、2014年10月は20か国であった。豪州、韓国はそこになかった。それが、参加表明となって50カ国に及んでいる。いまやG7の中で、カナダが検討中となり、日米だけ、不参加である。それについて、ADBアジア開発銀行に対抗する勢力となる形勢となる。中国の提案は果たして何を狙うか。日本が参加しないことは戦略的誤りだという論調が出てきた。戦略的誤り、a strategic error、戦略的誤りを犯す、make a strategic error。ここで用いられた、戦略的な誤り、というのは、なにを意味するだろうか。戦略と戦術が異なるという説明で、新たに戦略の表現が意味するところは、strategy、の翻訳語として、長期的、全体的展望に立った闘争の準備、計画、運用の方法、三省堂 大辞林、となる。戦略の具体的遂行が戦術であると、辞書はさらに、区別する解説を付ける。 . . . 本文を読む
この物言いには、新聞報道のあり方、世間での注目のあび方、そして賛否を問う言い方でもない、その選択肢のたて方などなどに、議論が起こった。この言葉のあいだに、それとも、と言っている。スマホやめますか、それとも大学生やめますか、と言ったのである。その文脈は、スイッチを切って本を読みましょう、とあるのだから、すぐさま、大学をもやめますか、という問いかけではないことがわかる。多くのとらえ方は、スイッチを切ることにあるのではなくて、それだけならいつもやっていることであり、大学を辞めたり、戻ったりして、スイッチを切るように出たり入ったりするわけでもない、だから、スマフォもやめない、大学もやめない、というようなことで、この物言いは、ただ、スマフォ依存症にならぬように気を付けよう、と言っただけなのである。そう言えば、大学依存症、とくに、有名大に入学してしまったあとの、その症状になってしまった人も多いのだから、この選択肢はどっちもどっちなのである。 . . . 本文を読む
おかあさま、おとうさま、父母の呼称である。このように言うには、どのよな経緯があったろう。おかあ、おとう、ここに、様をつけただけであるが、様を敬称とするのは、またどのような由来があるだろう。おたあさま、おもうさま、というのがあるから、その連想であるが、対の屋に住んだところから、母を敬っていう語、これが、対の屋で、おたあさま、である。そして、母屋、この字には、母家、主家などが宛てられて、その、おもやにいる人の意から、父を敬っていう語となったのが、おもうさま、とか。ここには母字、父字の宛て読みがある。おかあ、かかあ、と言っていたのは、おたあさま、とは、かけはなれすぎている。おたあさま、おかかさま、となると、これは対比的である。おかか、には、お母様と変化するプロセスを説明する。かかあ、おっ母、であったのであるか。 . . . 本文を読む
ワイ・ファイが盛んに使われるようになって、どうも通信回線がややこしい。それはユーザーが何をわかっているかということだが、無線LANとしての規格による。どうもその名称からして、わかりにくいと思うのはわたしだけか。それを実用とした、この数年の間のできごとは、モバイル通信のインフラおよび機器の準備である。ラップトップパソコンのワイヤレスの機能が整って来て、なにがしか、通信回線を使えるようになってきたのは、スマフォの出現からと見てもよい。回線速度が速いか遅いか、データ容量の大きさはどうか、それを使うLANの範囲はとなると、電波が届くどうかということである。つながりやすければ、それは便利であるから、使い続けるし、その容量も大きくなってくると、そこでたちまちに、さまざま、料金発生による制限が加わることになる。 . . . 本文を読む
南京行、その旅を綴ってきた。7日めは、高速鉄道、リムジンバスで南京から上海、浦東空港へと移動をした。午前に荷造りをして、10時50分にホテルを出発、南京駅の11時40分発に乗った。219.50元である。13時19分着。駅前の5番バス乗り場から、14時過ぎのバスで、15時半ぐらいに空港についた。22元である。上海から中部空港まで、18時5分発、到着は日本時間21時過ぎであった。入国手続き、荷物の待ち受けで、22時にターミナルに出てきた。それから名鉄急行で帰ってきたという次第である。帰国便は、慣れたようなフライトであった。東方航空のサービスは2005年のころに比べると随分とよくなったものだ。ここで旅行記は終わるわけだが、すこし書き足しておくと、ホテルを出る前に換金をしてみた。元を円にしたのだが、中国建設銀行で行う手続き、手数料が日本国内より割安だと聞いて行ってみたのだが、結果はうまくいかなかった。税単を要求されたしまった。それで、帰国してすぐにも空港で換金をしてみたら、愕然とした。 . . . 本文を読む