(CNN) ノーベル平和賞が現職のバラク・オバマ米大統領へ授与されると発表された直後から、インターネットのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)フェイスブックや、一言ブログのTwitterでは、続々と感想や反響のコメントが寄せられている。祝福の声もある一方で、「時期尚早」という意見や、米軍が駐留するアフガニスタンとイラク情勢を踏まえ「不適切」といったように、賛否両論に分かれている。
Twitterユーザーの多くは、「受賞を辞退すべき」という意見を出している。ロンドン在住の人物は「真の世界平和を達成するときまで辞退すべきだ」と投稿。ユトレヒトからは、「親愛なるオバマ大統領。あなたを尊敬し、支持して、支援しているが、まだ平和賞を受けるべきではない。もしも自分があなたの立場なら辞退する」との声があがった。
ドイツからは「馬鹿げている。バラク・オバマに平和賞?なんで?ブッシュと変わったから?まだ実際には何もやってないじゃないか」と怒りの声。テヘランからは「もしもオバマが平和賞に値するなら、世界平和のために走り回るミス・アメリカの女性たちも受けるべき」との皮肉めいた投稿があった。
ボストンからは「誰か説明してくれない?あれって、何かを達成した業績に与えられるもので、何かをやろうという気持ちには贈られるものじゃないでしょう?」と、就任から1年もたっておらず具体的な成果がはっきりしていない現職大統領の受賞に戸惑う気持ちを寄せた。
パリからは、他に誰も、受賞できる人間がいなかったんじゃないか?」という意見があがっている。
スペイン主要紙エル・パイスは、オバマ大統領を平和の象徴であるハトに見立て、黒いハトがオリーブの枝をくわえる一コマ漫画を掲載した。