NY金:一時、1069.70ドル 過去最高値を更新
【ワシントン斉藤信宏】13日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の金先物相場は、ドルが対ユーロで急落したことなどを受けて急伸、指標となる12月渡しは、取引開始前の電子取引で一時、1オンス=1069.70ドルまで上昇し、過去最高値を更新。終値でも前日終値比7.50ドル高の1065.00ドルと、12日につけたばかりの過去最高値を2日連続で塗り替えた。
米国が事実上のゼロ金利政策を長期化させるとの観測が強まる中、為替市場でドルから高金利の新興国通貨などに資金を移動する動きが活発化しており、ドルの価値低下を懸念する投資家が「安全資産」の金を買う動きを強めている。
毎日新聞 2009年10月14日 10時26分