世界一繁栄している国はフィンランド、日本は16位=調査
[シンガポール 27日 ロイター] 民間研究機関レガタム研究所が26日発表した2009年版「レガタム繁栄指数」ランキングでは、北欧のフィンランドが1位となり、日本は16位でアジア最高位となった。
同指数は、世界人口の約9割をカバーする104カ国・地域を対象に、経済成長や民主主義の度合い、生活の質などの要因を組み合わせて算出する。
ランキング上位を見ると、スイスが2位に入っているが、3位がスウェーデン、4位デンマーク、5位ノルウェーと北欧諸国がほぼ独占。このほか、オーストラリアが6位、カナダが7位、米国が9位、英国が12位などとなっている。
アジアでは、日本の16位を筆頭に、香港が18位、シンガポールが23位、台湾が24位となった。一方、目覚しい経済発展を遂げる中国は75位にとどまった。
レガタム研究所の副所長を務めるウィリアム・インボーデン博士は、アジア各国・地域の順位が相対的に低いのは、民主主義と個人的自由に関する部分でポイントが低いことが主因だと指摘。「多くのアジアの国は経済のファンダメンタルズは良好だが、本当の繁栄はお金だけではないことを指数は物語っている」と述べた。
2009年版「レガタム繁栄指数」ランキング(上位20)は以下の通り。
1.フィンランド
2.スイス 続く...