ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の戦災で生き残った樹木(2)

2017-03-09 20:41:27 | 水戸

 昭和20年、焼夷弾の火に耐え抜いて生き残ってきた植物の生きる力を見ていると、これらの力のDNAは必ず私たちの体内にも組み込まれているはずだと思いたくなります。もしそうなら、その力が50年や100年くらいの時間でなくなってしまうはずはないでしょうから、私たちはそれをもっと信じて生きていってよいのではないでしょうか。

 

ニセアカシア(偕楽園東門前)
 大正13年の数字では、幹周り2m、樹高27mで日本一だったそうですが、平成9年に途中から伐採されて今の形になったそうです。園内に入る人と高さを比べて見てください。

 

しだれ桜(三の丸お濠端 県立図書館口)
 茨城県令(今の県知事)人見寧が、山県有朋を説得して、弘道館から三の丸庁舎までの一帯を練兵場にするという計画を撤回させたそうで、その一部に県庁(現在の三の丸庁舎)を建設したそうです。県庁新築の記念に植えられたのが、このしだれ桜だと、立て札に書いてあります。

 

鈴梅(弘道館鹿島神社)
 徳川斉昭が御手植えしたという梅です。他の樹木の勢いがよくて日陰になってしまい、少し元気がないそうです。この梅の苗木は現在育てられているそうです。

 

スダジイ(弘道館公園)
 弘道館公園内の、もと弘道館のがあった場所にあります。旧二の丸のスダジイと比べると新しそうですが、風格は十分です。

 

クスノキ(水戸地方検察庁駐車場 北見町1)
 クスノキの100年をこえるものは水戸市中心部に何本もありますが、これはトップクラスでしょう。

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