早春の花は、科ではキンポウゲ科が、色では黄色が多いようですが、世界各地の花が見られるようになってくると、その特長も大分かわってきているようです。
この時期の花々は、雪や風にあって、さぞかし大変でしょうが、きっとそれなりの利点があってこの時期を選んでいるのでしょう。過去の体験が、世代を越えて植物の記憶に刷りこまれているのでしょうが、それが、私たち人間ときたら…といったところでしょうか。写真がうまくとれなくて、前の年のものもつかっています。でも、どれも今行ったら見られます。この時期は、園内の梅林も見ることができます。
アイリス レティクラタ(アヤメ科) 10数cmの高さで、ミニアイリスともいわれるそうです。
オウレン(キンポウゲ科) 根を乾燥させたものが、黄連という健胃鎮静作用のある漢方薬だそうです。
クロッカス(アヤメ科) 地中海沿岸、小アジア等が原産地で、似ているサフランの花期は秋だそうです。
シクラメン ヘデリフォリウム(サクラソウ科) 地中海沿岸、小アジア等が原産地で、高さは5~15cmだそうです。
スノードロップ(ヒガンバナ科) 似た名前のスノーフレークはヒガンバナ科は同じですが、違う属だそうです。
セツブンソウ(キンポウゲ科) 花弁のように見えるのは萼だそうです。花弁は萼の中にある黄色く見える蜜線に変化しているそうです。
フクジュソウ(キンポウゲ科) 夏になると地上部が枯れるスプリング・エフェメラル(春の妖精)だそうです。
ユキワリソウ(キンポウゲ科) 葉の形からミスミソウともいうそうですが、外の何種類かのキンポウゲ科の花もユキワリソウ(雪割草)といわれるそうです。