今回も水戸植物公園で見た芽です。冬に樹木を見る楽しさは、芽や葉痕、樹皮を見ることのように思います。
カツラ(カツラ科)
愛染かつらという小説や映画で、カツラは愛をイメージするようになったようで、ハート形の葉はうってつけのようです。芽は二つにに分かれた爪のようで、あまり愛のイメージはないようです。小池の東側にあります。
クヌギ(ブナ科)
スダジイやシラカシなどのブナ科の芽はこういう形が多いようです。小池の南側にあります。
ハナノキ(カエデ科)
よろいのようながんじょうな形をしています。春に咲く、目立つ赤っぽい雌花からついた名前のようです。中池の南側遊歩道あたりにあります。
ハンノキ(カバノキ科)
雌雄の花が同じ株にできて、雌花の実と雄花とが両方残っていることがよく見られるようです。根には根粒菌が繁殖したコブがあるそうです。中池の南側遊歩道あたりにあります。
ベニバナトチノキ(トチノキ科)
アカバナトチノキとセイヨウトチノキの混雑種だそうです。トチノキの芽はベタベタしていますが、これはほとんど感じませんでした。植物館の入口近くにあります。
ラクウショウ(ヒノキ科)
枝先に3つ付くかわいい感じの芽です。水戸植物公園のラクウショウには気根がたくさん出ていて、珍しいながめが楽しめます。植物館の東方面にあります。