ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の寺社への奉納物(2)

2021-11-13 20:07:58 | 水戸

釣灯籠(水戸市立博物館頼房展 大町3-3-20)
 有名な徳川頼房奉納の銅像灯籠が東照宮境内にありますが、それとは別に、銅像釣灯籠も奉納されているようです。元和7年(1621)に、重臣の芦沢信重等の釣灯籠と共に奉納されたようです。灯籠内部にはすすの跡があるので、実際に使用されたらしいとのことです。頼房展は21日まで開催されているそうです。

 

鳥居(東照宮 宮町2-5-13)
 最近改装された鳥居です。柱下部にある金色の金属覆い・藁座に、多くの寄附者の名前が刻まれています。明日は、水戸東照宮創建400年記念として水戸御祭禮行列が行われるようです。(写真左)

 

 

酒樽(常磐神社 常磐町1-3-1)
 神様はお酒が好きなようで、神社には奉納された酒樽がよく積まれています。以前は、神社の祭りでは、その度に酒を造っていたようですが、明治時代以降、酒税法などのため、ほとんどの神社は、酒造りをやめたようです。境内に積まれる酒樽はもちろん飾り樽ですが、拝殿内では奉納された本物の一升瓶がよく見られます。

 

石碑(祇園寺 八幡町11-69)
 祇園寺の前身といった形の天徳寺住職となった僧・心越の墓石を納めた廟(びょう)を表示する石柱です。これは、心越から製法を伝授された北斗香という目薬を現在も製造しているという、老舗・岩間東華堂が奉納したようです。

 

石工事(大井神社 飯富町3475)
 大井神社の建つ高台の一段下に、弁才天を祀る巽神社があります。この石垣など、石工事一式は、和歌山、川崎、横浜在住の5人が奉納したようです。

 

絵馬(笠原子安神社 笠原町992)
 絵馬は、自分の願いや、その成就のお礼として奉納するようです。それはまた、寺社の装飾物としても機能していたようですが、現在はどこも、外にかけられたものは風雨による劣化が目立つようです。写真の絵馬も、大正4年に奉納されたようですが、描かれた絵はよく見えなくなってきています。下部には女性の名前がたくさん並んでいます。

水戸の寺社への奉納物(1)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする