ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の方言(14)

2021-11-18 20:20:21 | 水戸

 今回も名詞です。「水戸案内」という明治時代の本からの言葉(ぢゃんか)も入っています。

 

あいまこうま
 仕事の間の断続的なひま(合間小間という、合間を強調した古語のようです。) 

 

おけいはく
 お世辞(宮城・福島・茨城・群馬・山梨で使われ、単にけいはくともいうように、全国方言辞典にあります。)

 

おへっしょ
 干塩(しょが塩なのでしょう)

 

かづま
 かど(つまは、すみの意味のようです。角つまがつまったのでしょうか。新潟でもすみをかずまというそうです。)

 

かみごと
 休日(神事でしょう。祭礼という使われ方から、その日が休みになるので、休日となったのでしょう。)

 

きどこね
 こたつなどへのごろ寝、うたたね(青森・秋田・宮城・福島・千葉県夷隅郡と全国方言辞典にはあります。きどころねともいうようです。)

 

きりばん
 まないた(駿河上総(物類称呼)・宮城・福島・関東以西(四国以外)と全国方言辞典にあります。切盤と日葡辞書(慶長8年(1603))にありますので、古い言葉のようです。)

 

だんま
 牝馬(駄馬がだんまになったようです。広く使われていた方言のようです。)

 

ぢゃんか
 痘痕(あばた)(全国方言辞典には、じゃんかのところに、まず、常州水戸(常陸方言)とあって、その後に、秋田・新潟などの県名が並んでいます。江戸時代にじゃんことも書かれたようです。)

 

のう、のー
 わら束をたくさん積み重ねたもの、藁積(わらづみ)(藁を積んだものをわらにお、にょうというようで、その言葉と関連があるのでしょうか。)

水戸の方言(13)

コメント
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