ハゼノキ(天徳寺 河和田町914-1)
ウルシ科。ハゼはかつては、ヤマウルシのことで、その紅葉の色が埴輪に似ているので、埴輪を作る土師(はにし)から「はにし」といわれ、それがハゼになったそうです。リュウキュウハゼともいうそうですが、これは実から蝋をとる技術が沖縄から入って来たことによるそうです。かつては実が蝋燭(ろうそく)や鬢(びん)付け油の原料になったそうです。(撮影9/21)
ムベ(宮町)
アケビ科。ムベは贄(にえ 神や天皇に捧げるその土地の物産)だったそうで、「おほにへ(大贄)」が「おほにべ」にかわってできた名前だそうです。アケビに似ていているものの、実はわれないそうです。トキワアケビともいって、「トキワ」は常緑のことだそうで、アケビと違って常緑樹のようです。(撮影10/30)
クヌギ(水戸市植物公園 小吹町504)
ブナ科。渋みの強いどんぐりだそうですが、球形に近い大きな実のようです。大きいのでこまにして遊んだものです。百樹園のクヌギの木には、何匹ものカブトムシが樹液をなめに集まっているのを見かけました。(撮影11/1)
ヒメシャラ(西の谷公園 天王町)
ツバキ科。間違って仏典にある沙羅双樹(さらそうじゅ)とされたナツツバキより小さい樹木なので、姫(ちいさい)シャラ(沙羅)というそうです。種はもう出てしまったようでした。種がなくなっても種の入っていた実は冬まで残るそうです。(撮影11/6)
アセビ(茨城県立図書館(三の丸1-5-38)庭)
語源は「悪し実」ではないかともいわれるそうですが、そうだとすると、葉に毒があることと関係があるのでしょう。馬が葉を食べると毒で酔ったようになるので「馬酔木」と書くようです。日本特産の木だそうです。奈良では、鹿がこの木の葉を食べないので、たくさんアセビの木があるようです。(撮影11/9)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます