即位(水戸八幡宮 八幡町8-54)
「即位大礼記念石華表建立碑」という、大正4年に大正天皇が即位したことを祝って水戸八幡宮で石鳥居を建てたことを記した碑のようです。「即位」の両方の漢字が、異字体で刻まれています。
岡(常磐共有墓地 松本町13-34)
お墓に書かれる文字には異字体が使われることが多いようです。写真にある、師岡(もろおか)という名字の岡の字は、「冂(けいがまえ)」でなく、「冖(わかんむり)」のような書き方になっているようです。
参(日吉神社 見和2)
「伊勢参宮代々講碑」の「参」の字が、「ムムム∧小」のように刻まれています。「代々」の「々」も「ニ」のような書き方がされています。
塲(坂場商店 本町2-7-8 )
場の異字体のようですが、上田万年の大辞典では塲を俗字としています。そうかと思うと、塲が新字で場を旧字とするものもあるようです。塲は、「令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に第2学年の配当漢字として公示される」とmojinaviにあります。ですから現在、塲は普通に使われる漢字のようです。
宇(薬王院 元吉田町682)
「当山堂宇再建記念碑」にある「宇」の字です。たぶん篆字(てんじ)なのでしょうが、格好の良さがあって使われるということもあるのでしょう。「平」の字でも縦棒の下の部分が同様にまげる形になっているものも見たことがあります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます