ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸のシダレザクラ(2)

2024-04-05 21:19:57 | 水戸

 今年のサクラの開花は全体に遅いようで、シダレザクラでも、桜ノ牧高校入口の木(上の写真)のように、まだ咲いていない木も見かけました。以下は、満開状態のシダレザクラです。

 

吉田神社(宮内町3193-2)
 少し若葉が出ている枝も見られました。吉田神社拝殿前にあるシダレザクラは、満開を過ぎつつあるようです。六地蔵寺(六反田町767)のシダレザクラなどとともに、デイサービスなどのお年寄がよく見にくるようです。

 

笠原町
 そうとう太くて古木に見える民家のシダレザクラです。市の保存樹に指定される条件が十二分にありそうに見えました。上部が切られているようですが、みごとなシダレザクラのように見えました。

 

米沢町
 これも民家のシダレザクラです。今日は曇りで、花があまり映えて見えませんでしたが、青空ならもっと見ごたえがあったと思います。少し赤色が濃い品種のようでした。

 

鷲神社(千波町1945-1)
 鷲神社一の鳥居前にある、左右2本のシダレザクラが満開になっていました。2本のサクラはそれほどの古木でないようでしたが、けっこう枝が広がっていて、なかなか見ごたえがありました。

 

光円寺(酒門町52)
 赤い色の濃いシダレザクラが満開になっていました。寺社とサクラは、ベストマッチの典型のようです。

水戸のシダレザクラ(1)
水戸のシダレ(1)

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水戸の難読地名(17)

2024-04-04 20:54:34 | 水戸


 今までご紹介してきた小字(こあざ)の難読地名の多くは、「改訂水戸の町名」にあるものですが、今回は、この本の出版(昭和60年)後に水戸市と合併(平成4年)した常澄村の村史にある小字地名です。常澄村史地誌編は、常澄村が水戸市と合併した2年後の平成6年に出版されたようです。写真は常澄村史地誌編の表紙です。

 

大成(だいじょう)
 埼玉県に大成(おおなり)町、北海道に大成(たいせい)町、愛媛県上浮穴郡久万高原町に大成 (おおなる)などがあるようですが、「だいじょう」という読み方は珍しいようです。かつての大字(おおあざ)・下大野にあった小字だそうです。

 

大夫内(たよじ)
 大夫(たいふ、たゆう)という文字にこだわるなら、位が高い人物や豪農にかかわる名前か、獅子舞などの神楽に関係した名前なのでしょうか。「たけうち」ともよばれたようです。かつての大字(おおあざ)・小泉にあった小字だそうです。

 

横割(よこっぱり)
 「よこわり」という言い方が、水戸方言に多い撥音便化(はつおんびんか)して、「よこっぱり」となったのでしょうか。でも普通、このようには読めません。かつての大字(おおあざ)・六反田にあった小字だそうです。

 

長田(ながあた)
 たぶん、「なが+あた」ではなく、「ながあ+た」で、字のとおりの長い田なのではないでしょうか。かつての大字(おおあざ)・栗崎にあった小字だそうです。

 

杢内前(かやうちまえ)
 杢(もく)は、木目や大工を意味する国字のようです。なぜ「かや」と読むかなど、よく分かりません。腕利きの大工が住んでいたのでしょうか。かつての大字(おおあざ)・大場にあった小字だそうです。いつものことながら、あまりよく分からない名前ばかりです。

水戸の難読地名(16)

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水戸のご神木(5)

2024-04-03 21:12:35 | 水戸

吉田神社(河和田町(かわわだちょう)2895)
 モミのご神木は、水戸では少ないようです。この木は市の保存樹に指定されていて、樹高30m、幹周3.41m、樹齢300年だそうです。見ごたえのある樹形で、参道脇に立っています。

 

吉田神社(開江町(ひらくえちょう)499)
 この木も市の保存樹に指定されています。樹高27m、幹周3.77m、樹齢300年だそうです。8月に撮った写真なので、縄に下げる紙垂(しで)はもうあまり残っていないようです。境内にはサカキの古木もあります。

 

香取神社(小吹町876-1)
 参道脇にそびえるスギのご神木です。まっすぐに堂々とのびてゆくスギは、神社では一番好かれる木のようですが、今後、代替わりして植えられるものは、花粉を出さない種類なのでしょう。

 

日吉神社(中丸町464)
 社殿の前にある、いかにもご神木らしい雰囲気をもったサクラの木です。たぶん、ヤマザクラなのでしょう。サクラも神社で好まれる木のようです。

 

稲荷神社(東照宮 宮町2-5-13)
 東照宮の境内社である稲荷神社脇に、枯れて上部がなくなったご神木があります。今もしめ縄を毎年かえているようで、信仰の対象になっているようです。

水戸のご神木(4)

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水戸のミミズク(5)

2024-04-02 21:14:27 | 水戸

㈱こしば石材(栄町2-7-11)
 トーテンポールを思わせる、親ミミズクの上に子ミミズクが乗り、といった感じのミミズク石塔が置かれていました。

 

石川の公園
 私設の公園らしいところに、月のブランコに乗ったようなミミズク親子がいました。

 

小吹町の民家
 天を仰いだミミズク親子のようです。何を見ているのでしょう。

 

堀町の民家
 傘立ての大きな壺に描かれたミミズクのようです。見守り役にもなっているのでしょうか。

 

元吉田町の民家
 ミミズクは、夜も見える目を持つので見通しがきく、首がよく回るので借金で困ることはないといったことから、縁起のいい動物と考えられているようです。フクロウやカエルなどのように、縁起物として門や玄関によく置かれるようです。

水戸のミミズク(4)

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水戸の緑地保全地区

2024-04-01 21:53:08 | 水戸

 那珂川に面した上市側崖下などのあちこちに、「上市緑地保全地区」という立札がたっています。気がついたところを撮ってきました。現在は、「特別緑地保全地区」というようで、水戸城あたりから、市道・城東・文京線にそって、文京1丁目あたりまで、指定地区が断続的に続いているようです。開発などを行う場合には、知事の許可が必要になるようです。平地が多い水戸では、多くはすでに開発済で、自然や緑が残っているのは、沢のような低湿地か崖がほとんどのような感じがします。たぶんこの特別緑地保全地区のほとんどは崖なのでしょう。下にある住所は、立札のあった所です。上の地図にある番号は、下の説明にある番号と対応しています。③、④、⑤は、市道から一つ入った散策路沿いに立札があります。

 

①三の丸  36°22'19.4"N 140°28'54.1"Eあたり
 国道50号線の第一高校の崖下あたりです。以前はコンクリート壁で崩れるのを防いでいるようでしたが、たぶん、緑地保存の考え方からなのでしょう、最近の工事では、崖下に丈夫そうなフェンスが建てられていました。

 

②大手門下  36°22'30.7"N 140°28'43.5"Eあたり
 水戸城三の丸の一部と、二の丸、本丸を取り巻く崖全体は、緑地保存地区に指定されているようです。写真に見える階段をのぼると、大手門前に出ます。

 

③小沢の滝  36°22'47.1"N 140°28'25.0"Eあたり
 ちょうどニリンソウが咲いていました。コウヤワラビの群生も見られます。ここから、上る坂道には、130段の階段があります。かつては滝があったようですが、江戸初期の治水家・永田円水によってつくられたという説があるそうです。東武館をつくった小沢一郎も、滝に名前が冠されているので、幕末か明治に何か係わったのでしょう。

 

④金町 36°23'00.2"N 140°28'00.7"Eあたり
 どこも、竹や杉、ブナ科の木などが目につきます。

 

⑤祇園寺下湧水  36°23'25.4"N 140°27'32.9"Eあたり
 このあたりは、ロマンチックゾーンといわれていて、湧水地が続いてます。水戸八幡宮下の神明水、祇園寺下湧水、お茶の水湧水、七曲坂湧水、弓道場下湧水と並んでいるようです。水辺の野草も楽しめます。

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