弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官→原告→法科大学院教授になった竹内浩史のどどいつ集

守秘義務はずされ 公開されて 豪華になってく お弁当

2008年06月15日 00時19分35秒 | 未分類
6月14日(土)夜、NHK衛星第2放送で「裁判長のお弁当」が放送された。
名古屋の東海テレビ放送が制作したドキュメンタリーで、先日、ギャラクシー賞の大賞を受賞した作品である。
ただし、今回は地震の影響で放送開始が15分遅れ、放送中にも地震速報のテロップが入った。再放送は、6月21日(土)午後1時30分から。
私は名古屋の弁護士から送っていただいたビデオを見ていたので、2回目の鑑賞だった。
もちろん、非公開の裁判官室にカメラが入った点が注目されたのだとは思うが、内容的にも並み居る候補作を押さえて大賞に輝いただけのことはある大傑作だったと思う。
日曜や祝日までも毎日、昼食用と夕食用とで弁当を二個持って登庁し、深夜まで激務をこなしながら、それでも理想の裁判はできず、被告人にも思いは通じない裁判長。
一方で、弁護士からは、現場検証に行かない、審理判決に丁寧さが欠けると痛烈に批判される裁判官。
裁判官不足を初めとする司法の問題に、よく迫っていたのではないか。
それにしても、感想の中で、AKB48の二人が、愛妻弁当の内容が取材中にだんだん豪華になっていった点に注目していたのには爆笑した。
そういう問題じゃないってば。