弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

呉越同舟 同床異夢で ド~する?ド~なる? 裁判員

2008年06月24日 20時55分21秒 | 未分類
「朝まで生テレビ!」どどいつ①
今月のテレビ朝日「朝まで生テレビ!」は、
「激論!ド~する?ド~なる?裁判員制度」(仮題)
6月27日(金)25:20~28:20(6月28日午前 1:20~ 4:20)
これは必見だと思う。
賛成派・反対派とも、これまでの裁判官による刑事裁判に問題が有ったか無かったかという評価では、それぞれ2分しているのが実態だと見られる。
実際は、次の4通りの意見があると分析すべきだろう。
①問題が有った→賛成(日弁連執行部など)
②問題無かった→賛成(最高裁など)
③問題が有った→反対(一部の弁護士グループなど)
④問題無かった→反対(元裁判官の一部の著作など)
裁判官の中にも例えば今日定年退官された安原浩松山家裁所長のように「職業裁判官の有罪慣れ」を問題にする賛成論(①に分類される)もある。私もこの立場に近い。最も理解に苦しむのは、③の意見を有する弁護士たちが、不倶戴天のはずの④の元裁判官たちとも手を組んで、反対運動を展開していることである。
ともあれ、それぞれの論客をバランス良く配置して、実りある激論を闘わせることができるかどうか、注目したい。