昨日採ったフキノトウは、その夜、早速天ぷらにして頂いた。このフキノトウを食さないと春が来たような気がしないと感じるのはオイラだけでありましょうか?
フキノトウと自然薯の天ぷら
フキノトウには色々な調理法があるが、おらほではフキ味噌が一般的で、この時期になると決まって「フキ味噌食ったか?」が挨拶代わりとなっている。
友人Tは、毎年フキ味噌を大量に作りそれを瓶詰めにして冷凍(冷蔵?)保存しているそうで、「オニギリの具にすると旨いでぇ」と言って眼を細める。
その昔、渓流釣りに行った折り、釣友T氏は、林道脇の残雪の中に見え隠れするフキノトウを指差し、「この黄色いヤツがフキノトウの中では一番だ」と教えてくれた。
見ると、融けかかった雪の下で顔を出すフキノトウは、緑色というより黄色に近い色で、オイラがこれまで知っているフキノトウとは明らかに違う色合いであった。
高地という環境下、雪解けと同時に開いてしまうようで、蕾は殆ど見かけずどれも一寸遅かったか?と感じる開いている物ばかりだが、これが実に美味なのである。