平成28年度自衛隊記念日 観閲式 (1)
自衛官に任官している親戚より「数日後なんだけれど、朝霞で自衛隊の観閲式があり、その招待券が手に入ったの‥‥、行かれるんだったら、今日にも郵送するけれど‥‥!」と、Kに話があり、翌日には緑色の「ご招待券」が届きました。
自衛隊の観閲式や観艦式のニュースは時折テレビで見ますが、行ったことはありません。齢(よわい)60数余年、「何でも見てやろう! 何処へでも行ってみよう!」と遅まきながらのチャレンジ精神、発憤。小さい頃より、戦争映画やそれらのドキュメンタリー記録には、興味がありましたので、 ゛ この機会に! ゛と、なりました。
全く初めての場所のため、Web検索しました。
◎入場券(招待券)は、一般販売されておらず、今年から始まったインターネット応募(1名/1回応募/当選葉書1枚で3名入場)のほか、朝霞駐屯地と観閲式が開催される朝霞訓練場がある1都(練馬区)1県(埼玉県朝霞市・和光市・新座市)の公共行政機関を通じての取得、もしくは招待券に色分けされた紫券(国内外政府要人等の特別招待者)と赤券・黄券(幕僚・高級幹部クラスの紹介)、青券(各種団体)、緑券(一般)の関係先からの入手に限られるらしく‥‥、つまりは、いい加減な手づるの入手は困難らしいということです。
◎また、招待券には「観閲式(10:30~12:10)開始までの9時半までに入場してほしい」と、記載されていますが、「口コミ」によると「座席の確保されていない緑券については、駅からの無料シャトルバスの乗降時間、入場の際の荷物検査が厳重等々にかかる時間を考えて、良い観覧席の確保には、開門前(07:00)までに余裕を持って行くように!」との事でした。ペットボトル・ビン・缶類・水筒、レーザーポインター等の持ち込み禁止。場内に「コンビニが営業」との情報も得ました。
(招待券裏面のアクセス地図)
朝霞駅南口ロータリーに6時25分到着。制服自衛官が要所に配置されて、シャトルバスの乗り場へと誘導しています。「おはようございます!」、案内腕章を付けたまだ若い自衛官が‥‥、ちょっと小太りの上官らしい自衛官も‥‥、招待者へそれぞれ声掛けして、頭を下げています。キビキビとして、歯切れの良い仕草に好感が持てます。
一杯になった貸切シャトルバスは、20分程かけて駐屯地の外側を大回りして、専用駐車場へ。駐車場へは、大泉学園駅/和光市駅/朝霞駅・各ルートからのバスが集まっていました。下車後、しっかり整備された標識に導かれて、10分ほどで第4ゲートへ到着しました。駐屯地と観閲式場のある朝霞訓練場の間には、一般公道108号線があり、バス下車後、私たちもそこを歩きます。バス毎の招待者一団が、次から次に、ゲートへ吸い込まれていきます。
(緑券と持ち物検査済み証明の赤色結束バンド)
広大な敷地の中、白色テントの中に誘導され「招待券」の確認と、持ち物検査を受けます。トレーに身に付けた金属物をすべて入れ、持ち物を係員に渡し、金属探知機のゲートをくぐりました。ゲートを出たところで、ディーパックのすべてのチャックを開いて、持ち物を確認してもらいます。私は、飲み物・軽食を場内で購入予定でしたので、案外早く終わり、証明のための赤色結束バンドを荷物に付けてもらいました。X線透過検査が無いだけで、飛行場の搭乗検査と同じでした。やはり、それ相応の場所のための検査で、「口コミ」通りでした。検査係の自衛官は「招待者1万人?」と言っていましたので、のんびり9時過ぎに来たら、検査待ちに結構な待機時間は必至でしょう。
7時過ぎに会場入りし、自衛隊グッズ販売テントを覗き、コンビニテントでお握りと紙パックお茶を買い、No15の緑券用仮設スタンドの上部に落ち着いたのは、7時半位でした。
(緑券仮設スタンド裏にあるコンビニテント)
陸上自衛隊HPに「自衛隊記念日観閲式」の目的として
「自衛隊の最高指揮官である内閣総理大臣(観閲官)の観閲を受けることにより、隊員の使命の自覚及び士気の高揚を図るとともに、防衛力の主力を展示し自衛隊に対する国民の理解と信頼を深めるため」のものであり、3年に1度行われます‥‥と、明記してありました。
( 個々に配布されたパンフ 1)
(個々に配布されたパンフ 2)
(個々に配布されたパンフの会場案内図 3)
上記のパンフレットを入口で貰いますが、これが無いと自分の現在位置、進行次第、行進部隊名(徒歩・飛行・車両)が全く分かりません。場内全域に轟き渡るアナウンスが、事細かに実に聞きやすい女性&男性の声で、進行状況を絶えず説明していますが、私には、次から次に続く「初めての連続」で、追い付けませんでした。式次第は、観閲官である安部晋三内閣総理大臣が臨場してから、退場するまでの内容で、当日は2時間弱かかりました。
(7時50分頃のAの座席より撮影したパノラマ写真 左側)
(7時50分頃のAの座席より撮影したパノラマ写真 右側)
上の写真は7時50分頃、「パンフ 3」の緑券席の観閲台より一区画遠い緑券席(No15)、最上部より二段目の席より撮影しました。以後、1時間半後位には、このNo15区画緑券席も一杯になり、横並びにある「立ち見席」への誘導が行われていました。
会場に来て分かりましたが、私のように撮影目的の招待者は数多く、緑券席での絶景ポイントは、仮設スタンド・最上段の観閲台寄りの最端一カ所が良いと思われました。また、事前の「口コミ」で承知済みですが、迎えの観閲台側からの撮影は、逆光の位置になり、撮影には不向きのようです。当日7時頃は、頭上を覆う雲量も多く、場内もやや見通しの悪い ゛ ぼやけた ゛様子でしたが、昼近くになるほど微風・晴天となり、後の祝賀飛行にもあるように、私の18-105mmズームレンズでも、結構良い(自惚れ!)写真が撮れる状態になりました。
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