2022年 CAMPAGNOLO オープン C
カンパニョーロ好きのマニアの間では、製造時期によりCAMPAGNOLOの製品ロゴ刻印の「C」の文字の上下端が開き気味になっている「オープン C」と呼ばれる事象があります。
(上より2番目が「オープン C」)
上記写真の2番目のロゴ刻印の「C」が「オープン C」になります。他のロゴ刻印の「C」よりは心持ち開いている感じです。上3つはRECORDのクイックリリースレバー、最下位はチェンジレバーになります。拡大したものが下の写真です。
(「オープン C」の拡大写真)
「オープン C」がいつからいつまでなのか、よく分かりませんが、歴代発行されたカタログ写真を見比べてみますと、No.14(1960年代)とNo.15(1967年代)の間でその変化(「オープン C」)があるようです。つまり、No.14にはありますが、No.15には普通の「C」になっているように見えるからです。他にAの手持ちの写真の「オープン C」は、1960年代カタログ No.14掲載のロッド式フロント・ディレーラー、SPORT(1011)、下記になります。
(「オープン C」のSPORT(1011))
明らかに「オープン C」ではありませんが、カタログNo.14(1960年代)の同時期と思われる ゛GRAN SPORT ゛の前後変速機のロゴ刻印部分の写真です。
(GRAN SPORT R ディレーラー)
(GRAN SPORT F ディレーラー)
大分以前、東京オリンピック(1964年)の外人競技者が置いていったチネリ・スーパーコルサを目の当たりにする機会がありました。当時、もう少しCAMPAGNOLOに対する知見があったなら、見方が違っていたかもしれません。