「松代温泉国民宿舎松代荘」は、ウェブサイトのホームページが気に入り、一度泊まってみたいと思っていました。12月初めに、気まぐれより、宿泊予約を取り付けました。
12月17日 自宅―船橋―長野―松代 05:30~15:00
「あずさ3号」が、富士見辺りを通過する頃より、ぼつぼつ積雪が見え始め、岡谷付近は、結構な積もり方になった。松本市内は、積雪は無く、今日明日の日本列島・爆弾低気圧の襲来は、今までは不穏な雰囲気だけでした。
松本よりは、篠ノ井線2両連結の普通列車に乗車予定。後から思うと、特急で長野に向かわず、この鈍行が、誠に良い経験をさせて貰いました。
篠ノ井線・姨捨駅 13:00頃、車内放送が、スイッチバックと行違い電車による停車時間を告げていた。
長野からの特急?…が通過し、鈍行はスイッチバックして、稲荷山駅に下っていく。また、車内アナウン
スが「晴天時の車外の眺望」を簡単に、告げていた。流れる車窓より、薄雪に煙る田園風景が、うっすら
と望めた。
※長野までの特急は、姨捨駅は停車せず、スイッチバックはしない。また、後日紐解いたところ、姨捨駅
前後の車窓は、善光寺平(長野盆地)を流れる千曲川と棚田の景観が相まって「日本三大車窓」の一
つという事でした。
長野駅より路線バスで30分、予定の15:00に、宿舎に着きました。バス停から20分ほど田舎道を歩きましたが、周りは雪一色、結構な積雪に見えました。あながち、爆弾低気圧予報も、外れではないようです。
12月18日 松代町内散策―帰宅 09:30~17:30
宿泊施設、温泉浴場等は新しく、きれいでした。スタッフの対応も良かった。ただ、夕食に特徴が無く、朝食のパンは、パサついており、野菜の種類が少なかった。暖房の効きが悪く、上掛けを余分に一枚使った。どうも、ホームページの宣伝が、旨いようだ。Kの受けたマッサージ師が、上手だったらしく、Kはしきりに褒めていました。
「松代荘」は街外れにあり、町屋までは、舗装された積雪の歩道を30分ほど、歩きました。真田家十万石の城下町は、それらしく、町並みの屋根越しに寺社の特徴のある棟飾りが、そこかしこに見られます。Kの靴底は滑るらしく、たまりかねて、雪靴を求めました。雪道は、「大内宿」以来なので、1年10ヶ月ぶりになります。
( 真田邸の屋根瓦 )
( 松代荘より町屋まで田舎道のK )
( 真田家菩提寺 曹洞宗真田山長国寺本堂の逆立ち鯱 )
垣根越しに、鮮やかな朱色の実を付けた庭木が、雪の重みに耐えて、しなっていました。余り見たことが無かったので、検索すると、生薬にも使われる「山茱萸(サンシュユ)」という、和名で「やまぐみ」とも言われるものでした。
( 山茱萸(サンシュユ) )
( 空・白・朱の色彩がきれいなサンシュユ )
( 昌幸の妻(寒松院)等の墓のある曹洞宗寒松院大林寺 )
( 信之の夫人(小松姫)霊屋のある浄土宗大英寺脇の路地)
中心街・紺屋町の路地を松代城跡(海津城跡)へ向かう途中に、真田邸(新御殿)・文武学校を抱えた観光の拠点、真田公園があります。その先にある、旧長野電鉄松代駅舎は、近隣に延びる路線バスの中心バス停があり、私達の乗る12:30発の長野行きのバスが、出るところでもあります。
( 爆弾低気圧は何処! 陽光に映える真田公園の樹木 )
( 真田邸(新御殿)内の参観順路 )
以下は、( 2 )に続きます。