卓袱台の脚

団塊世代の出発点は、狭いながらも楽しい我が家、家族が卓袱台を囲んでの食事から始まったと思います。気ままな随想を!

目から鱗(うろこ)の「乗車票」

2016年07月22日 14時23分21秒 | 日記・エッセイ・コラム

 目から鱗(うろこ)の「乗車票」

 

 

JR東日本のHPの「きっぷの払いもどし」については、次のように説明しています。

「きっぷの払いもどしは、駅、旅行センター(一部の旅行センターでは……)、主な旅行会社の窓口ではお取り扱いしますが、団体乗車券・一部の……は、お求めになった窓口にお申し出下さい。 ※駅の払いもどし箇所は、駅係員におたずねください。」

 

 

今までは、「みどりの窓口」で購入した乗車券・等を払い戻しするときには、100%購入した同じ「みどりの窓口」で払い戻しを受けていました。三郷駅は「みどりの窓口」がありませんので、わざわざ2駅先(or後?)の新松戸駅へ自家用車か、武蔵野線を使って行っていました。武蔵野線は駅間が長く、2駅を自転車で往復するのは、少々辛いですので。

どなたも同じかと思いますが、通勤定期があるときは近場の用足しの交通費は、定期券に任せて余り考えませんでしたが、リタイヤ後は、その交通費の出費の高さに驚かされます。特にJRは!

 

7月20日、新松戸の「みどりの窓口」で購入した切符の払い戻しを受ける必要が生じました。用事ついでの外出で三郷駅へ寄り「払いもどし」を受けようと、駅の係員にその旨を告げました。やけに、言葉尻が丁寧で、親切そうな駅員でした。

 

私の出したキップを一瞥して、

駅員「済みません! このキップはここでは取り扱えません。購入した「みどりの窓口」でお願いいします。乗車券(票?)は出しますので……、今から行かれますか?」

と、紙片を取り出しながら、聞いてきました。瞬間、良く意味が分からなかったので、

A「新松戸の「みどりの窓口」まで、(無料の)キップを出して貰えるのですか?」

と聞き直しました。「乗車票」と書かれたものを私に見せながら、駅員は「どうしますか?」との様子です。頭の整理が付かず、

A「往復ですよね! 自動改札は駄目ですよね!」

と、出されたモノを良く見もせず、駅員に投げかけました。「当然です!」という眼差しで、

駅員「新松戸の改札で見せて下さい。帰りは、こちらの改札までお願いします」。

払い戻し乗車券の番号を控えるでも無く、身分証明をするでも無く、下の乗車票をもらいました。

 

 

 

 

 

(目から鱗の「乗車票」  こんなものあるんだ!!)

 

 

新松戸駅の有人改札を通って、用事をこなし、先ほどの駅員の所に、戻ってきました。

このような「乗車票」がある事を、全く知らず、前売り乗車券のみを見せて発給してもらったことに驚きました。「乗車票」表面に ゛ 乗車券類購入・変更・払戻・Suica再発行乗車用 ゛ と用途が記載されていたので、先の駅員に聞いてみました。

A「みどりの窓口で乗車券購入を考えたときは、南越谷・新松戸のどちらでもお願いすれば発給してもらえます? このような乗車票がある事を初めて知りましたが、使い方次第で便利に使う人もいると思いますが?」

と不正使用の含みで聞くと、

駅員「購入者の方より申し出があれば、両隣駅行きのものを出しています。゛大宮駅まで ゛などと言われれば、説明しますけど! この乗車票については、お客さんより申し出があれば、発給・説明していますよ!」

 

以前、三郷駅で「そのキップはここでは扱っていません。「みどりの窓口」になります。」と言われ、そのまま帰ってきたことがありました。今は民営化され公共的私企業になりましたが、国鉄時代の気質は今のJRになっても、まだまだ残っているのでしょう! お客に広く、均一に平等のサービスを心掛けるなら、このような目的・使い方の「乗車票」も、当然用意されているモノなのかもしれません。乗客向けサービス約款みたいなものがあれば、謳われているのでしょうが、一つ踏み込んで、サービスに対するクレームや愚痴などを必要に応じて、係員に粘って、聞いてみることを、今回、強く感じました。

 

三郷/新松戸間往復JR料金……¥320、三郷/南越谷間往復JR料金……¥340、塵も積もれば…何とやら、結構、バカにならないものです。


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