Feelin' Groovy 11

I have MY books.

カフカを

2008-06-09 | 
  
  それから、告白というものは、
  それが取り消されるときにはじめて
  意味がはっきるするものですね、とも言った。

 (【物語『ある戦いの記録』からの二つの対話】より
       「祈るひととの対話」カフカ著 新潮社)


この本でいうはっきりしたこととはなんだろうと
ずっと考えていた。

まるで「単純な出来事」に意味をつけたがることへの皮肉?

  


1973

2008-06-09 | 村上春樹
  同じ一日の同じ繰り返しだった。
  どこかに折り返しでもつけておかなければ
  間違えてしまいそうなほどの一日だ。
  (『1973年のピンボール』村上春樹著 講談社)


似たようなものがたくさんあるうちの1つを
覚えておく手段としての「折り返し」

こういう表現