suiminshaさんの『風の歌を聴け』にトラバ。
そして今の私の感想。
「我々はどうやら同じ材料から全くべつのものを
作りあげてしまったようだね」と鼠は言った。
(『羊をめぐる冒険(下)』)
この場合の「同じ材料」を私は「弱さ」と考えた。
僕も鼠も弱さを持っている。
鼠はその「弱さ」を自分だけの特別のものと考えたが
僕はその「弱さ」を誰でも持っている一般的なものと考えた。
私は鼠が好きだけれど、「弱さ」に対する考えは僕派だ。
社会に出ると、強いフリをしていないとやっていけないもの。
そして「強い人」なんていないんじゃないかとも思っている。
でもね。
これも時と場合。
会社では強いフリ。家では弱さ全開。
あるいは知人の前では強いフリ。友人の前では弱さ丸出し。
てな感じで、ずっと強いフリをする必要はない。
鼠は羊を呑み込んだまま死んだ。
羊の力とはいえ、完全な権力が約束されていたのに
自分の弱さを守るために首を吊った。
これが本当に弱いといえるだろうか?
もし「本当の弱さ」というものが存在していて
私が知らないだけなら申し訳ない。
ただ鼠は強いフリをして死んだのではなく
強かったんだと思う。
鼠の小説がもっと読みたかったのに。
そして今の私の感想。
「我々はどうやら同じ材料から全くべつのものを
作りあげてしまったようだね」と鼠は言った。
(『羊をめぐる冒険(下)』)
この場合の「同じ材料」を私は「弱さ」と考えた。
僕も鼠も弱さを持っている。
鼠はその「弱さ」を自分だけの特別のものと考えたが
僕はその「弱さ」を誰でも持っている一般的なものと考えた。
私は鼠が好きだけれど、「弱さ」に対する考えは僕派だ。
社会に出ると、強いフリをしていないとやっていけないもの。
そして「強い人」なんていないんじゃないかとも思っている。
でもね。
これも時と場合。
会社では強いフリ。家では弱さ全開。
あるいは知人の前では強いフリ。友人の前では弱さ丸出し。
てな感じで、ずっと強いフリをする必要はない。
鼠は羊を呑み込んだまま死んだ。
羊の力とはいえ、完全な権力が約束されていたのに
自分の弱さを守るために首を吊った。
これが本当に弱いといえるだろうか?
もし「本当の弱さ」というものが存在していて
私が知らないだけなら申し訳ない。
ただ鼠は強いフリをして死んだのではなく
強かったんだと思う。
鼠の小説がもっと読みたかったのに。
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