早期リタイア&移住生活

早期退職し信州へ移住しました。呑んで、走って、耕して、作って、野鳥を眺めて、自然を楽しむ日常を綴ります。

今年はキノコ、やってみます

2021-04-02 | 信州

先日、町の公民館主催のきのこ栽培教室に行ってきました。旦那が行くつもりで申し込んだのですが、予想通り都合がつかず代打です。キノコということで高齢の男性が多いのかと思ったら(この時点で性差別だと指摘されそう・・・勝手な思い込みです。思い込みには個人差がありますのでご容赦ください)女性もいるし、春休みとあって子供連れもちらほら・・・年齢性別を問わず人気なようです。一昨年が第1回で昨年はコロナで中止、今年は2回目だそうですが、結構人気で一日に3コマ開催するとのこと。今回の参加費は1,500円で、原木に種駒を打ち込んだものを3本持ち帰れます。

事前知識は全くなく、原木に種駒を打ち込んで日影に立てておけば、今年シイタケが出てくる!と勝手に思っていたのですが、そう簡単ではありませんでした。そもそも、今年生えてこない!(早くて接種二年目の秋以降?)し、ただ立てておけばよいわけではなく、その前に「仮伏せ」という一番重要な作業があるのだそうです。仮伏せとは、接種後に種駒からの発菌と初期まん延を促すためのもので、ホダ木(キノコ菌を接種した原木)を積んで、藁やむしろで覆い乾かないように散水を行います。このあたりは乾燥するので特に注意が必要で、しかも気温が低いから?か(マニュアルには5月くらいまでと書いてあるのですが)梅雨明けくらいまではこの仮伏せが必要とのこと。結構長い道のりです。そもそも、わらとかむしろとかありそうでないし。。。時間があればどこかで調達してきましたが、乾くと元も子もないので結局ホームセンターで買う羽目に。

ひとまず、仮伏せまでの作業の様子をメモしておきます。原木3本と種駒を準備します。今回はシイタケ2本とクリタケ1本でトライすることにしました。原木は大体直径10センチくらいがいいようです。細い方が菌のまわりが速いがその分早くダメになる、長さが1mくらいあるので太いのは重くて扱いづらい。ということで、今回は一回目なので大体直径10センチくらいのと、少し細目のを選択しました。太さによる違いを実感するために、細いのと太いのと一本ずつシイタケをやってみます。ちなみに、慣れている方が、先に扱いやすいのを選択していったので、私には選択の余地はなかったかもしれません。穴をあけるときに節が多かったり、傷があると雑菌が入ったりということも考慮して選ばなければならないのでしょうね。まあ、とにかく↓こんな感じです。

接種する穴をあけるところにチョークで印をつけます。今回は種駒を25個打つので、断面に星印で五等分し、縦に線を引いて5個ずつの印をつけます。横の穴とずらすと、キノコが育った時に込み合わなくていいそうです。ただ、その部分に節があると避けなければいけないので、結局等間隔にもならず、ずらしたつもりが結局隣と同じ高さだったりで、思ったようにはいきませんでした。ちなみにクリタケはあまり大きくないので、ずらさなくても大丈夫だよ、と言われました。尚、接種は桜の咲く前に行うのがベスト、あまり早いと凍るので要注意とのことです。

次にドリルで穴をあけるのですが、シイタケとクリタケの種駒の大きさが違うので、ドリルもその長さと大きさにあったものを使います。これを自宅のドリルでやろうとすると、長さを調整する特殊な部品が必要になりそうです。

↓このように種駒を差し込んで

ハンマーで樹皮部と水平になるまで打ち込みます。

これを自宅へ持ち帰り、一番重要な「仮伏せ」を行います。今、うちの庭で仮伏せして1週間ほどたちましたが、中がどうなっているのかは?乾かないように散水することだけが、私の仕事です。キノコ菌がんばれ!