これだけかいっ

2008-01-10 21:08:24 | 日記風
 去年の4月頃箱根神社に行った。

 本堂に向かう途中、何故か私は何処かの老人会の方々と紛れるようにして上がったのね。
 結構急な坂道で、私の足でも少しきついくらいだから、ある年齢を過ぎた方々は確かにきつかったと思う。
 
 それでも本堂について、お参りをして。

 ・・・うーん。

 ふと耳に入った言葉。
 「これだけかいっ」
 たまたま一緒に登ってしまった老人会のご婦人が仲間に言ってるのが聞こえたんだ。

 うーん。確かに、結構苦労して登ったわりにはこれだけかい?なのよ。
 判るんだけど。そこはちょっと抑えて?
 
 本当は、階段のもっと緩い道があったらしいのね。気がつかず、きつい方をわざわざ上がってきた方が悪いんだ。
 
 ・・・てか外れだったんだ。

 ただ人の性として、苦労したあとには「うわー」って光景なり、出来事が巻き起こって欲しかったのは事実。

 うん。素敵は素敵だったよ。
 
 ただ・・・。これだけかい? 
  写真は箱根神社に行った時撮った椿。
 
 でも、ちょっといいことがあったのよ。

 その坂道を登り始める前ね。お参りする前に、小さな柄杓を使って手を洗う場所があるじゃない。そこで、撮影をやってたのよ。なんの撮影かは判らないけど。モデルさん使って。
 
 道を歩いてて撮影隊に遭遇する確立って結構あるの。たまたま病院行って退院の記者会見やってる現場にすら遭遇するから。

 でも箱根まで来て?
 これはちょっと驚きだった。
 
 元々、行く先のことに悩んでいて。箱根神社って、勝負の神様で、自分が行く道に迷ったら行くといい。スパっーと道を教えてくれることがあるって聞いてたの。

 そこでこの撮影隊。
 そしてご婦人の「これだけかいっ」
 
 示唆にとんでいる・・・。

 そしてあの後、私はどんな運命を辿ったんだったけな・・・。
 何か道をスパっーと開いてもらったんだったけかな?

 ・・・。

僕らはみんな生きている

2008-01-10 00:02:48 | 日記風
 空を見上げて気づいた。都会で大きな木がある場所がある。
 今の季節だと綺麗に枯れ枝を晒してるだけだけど。
 
 それでもその雄大な姿にそれなりに惚れ惚れ。
 
 そして思うの。なんとも言えない雰囲気を放っている。なんかまるでオーラ。
 
 なんか持ってる。
 それで気づいたんだ。
 都会の大きな木の下には大概、墓場か神社がある。
 だからある訳よ。大きな木が生き残っていけるスペース。
 
 不思議なオーラ。

 写真の木は公園にあったものなんだけどね。なんか墓地や神社の木ってそう易々撮っちゃいけない木がする。
 
 それこそ罰当たり?

 生きてるってことを作品で現わそうとすると。
 どれくらい更に作者が生き生きしてないとダメか。一杯の生命力を本人が持っているから現わせるのであって、じゃなきゃ?
 
 オーラに憧れるのは、私が力が欲しいから。

 今は0パワーかしら。
 
 悪かった体調が少し回復してきて、余計イライラを感じてしまう。思うように動けないとか書けないとか。

 理由はいろいろ。
 
 時間が全てを解決するかも知れない。

 今日はたまたま先へ進めないイライラ感がより募ってしまった。

 木はみんな今のシーズン、こうして枯れ枝を晒しながらも中に春の息吹を蓄えているだろう。時期が来ればそれが見事に芽吹くだろう。
 
 芽吹くのか、私?