一見当たり前にことに聞こえると思いますが、事実そうだと思います。
よく学生ドラマで10代の男女を生徒役としておくものがありますが、あれも実に見事にファンのつく人つかないない人、撮影が始まってすぐに差が出ます。
最初からメインに選ばれている生徒役はすでにファンが付いている場合もありますが、そうでない子もファンがつく、つかないは別れて行きます。
生徒役の子が撮影に来るのもファンにはどこからか漏れていて、自分の好きな子を見るのに、撮影所に出入りするのを待っているファンというのも出てきます。
生徒役に選ばれた。それだけで役者の子は優越意識がある…と思いますが、そこから、撮影現場に追ってきて
「○○ちゃーん、自分のこと覚えている?」
しょっちゅう撮影現場に来るファンの方なんでしょうが、そういう声がかかる子は、本当に少なく、かかった子は嬉しいだろうが、かからない子は寂しい…そんな差も産まれて来るものです。
そういう意味では人は次のファンになりたい役者を求めることに敏感なのかもしれません。
そういうファンが1人でも居てくれるかどうか。それがその1人の役者を支えて行く。
言葉にしてしまえば簡単なことなんだけど、この裏にも色々なことがあって、簡単に話しつくせることではないですね。
毎回多くの生徒が出る学園ものが始まると、またあのようなことが撮影の裏で起きていて、時には落ち込む生徒役の子を支えたり、励ましたりしているのだろうと思う。