犬と警官が囚人を追っていた。
囚人は必死に逃れ、下へ下へと降りていく。追う方も必死に追いかける。
闇と陰に隠れた男はふと振り返ると
そこにあったのは骸骨だった。
男は叫んだ。ここから出してくれ、ムショに連れてってくれー。
ブースと、ブレナンは射撃場にいた。
ブースの試験準備の為だ。
全ての弾を真ん中に当て、自慢げのブースだが、ブレナンは精神面の準備をしているの?と聞く。
射撃では常に上位10%に入っているブースだが、違う方の試験になると、本人も心配は隠せないらしい。
そこへブースに電話が入る。
グレートホールズ科学公園で遺体が発見された。
ブレナンが運転することになって向かうが、2人はそのことでも現場へついてからも言い合っている。お互いに頑固だと相手のことをいう。
ちょうどこれから古木を開けて遺体を出すところだった。どうにか間にあった。
中にはブース曰くオムレツのように折りたたまれた遺体があった。
せっせと作業を始めるが、凄いハエなどが飛んでいる。ブースはまずそれに参ってしまうが、君らはそういうものを見て気持ち悪いと思わないのか?と言ってる間に、虫が自分のズボンに入った。
ホッジンズから暖かい所を好むんだと言われ、ブースは急いで避難した。
道路からは3キロ先だ。捨てていくのが目的じゃないな、と既に遺体のことでラボの面々は話を進めている。
ブレナンは1年以内の白人女性とみる。
ラボに戻っても虫がたくさん遺体に着いていて、なかなか作業が進まない。
顔を復顔したいが、喰われているから、アンジェラは大変だ。
4か月前の遺棄だと判る。
そこへ思いがけない人物が現れる。
ウェンデル・ブライだ。科学治療のせいだろう、髪が抜け落ち、剃ったようだ。
ホッジンズはつるつる頭だなと、本人が1番気にしているだろうことを笑いに変えてしまう。
ユーイング肉腫という癌で治療を続けている。サローヤンは大丈夫なの?と言うが、仕事がしたいというウェンデルに、アンジェラは癌ってセクシーだったのねと答える。
ユーイング肉腫は80%死亡率なのよ、とウェンデルを励まそうという周囲の意志がブレナンだけには伝わらない。
ウェンデルは被害者は全身性エリテマトーデス(SLE)だったという。
この病気も激痛と臓器不全を起こしていく疾患の難しい病気だ。
サローヤンの口から、安楽死だったのかもという言葉が出るが、同じく、重病のウェンデルを前にすると何かやりにくい。
気にしないでくださいとがウェンデルはいう。
癌も今の自分の人生だと思っているという。
試験が明後日に迫ったブースは、スイーツも試験に関係しているため、どんな質問が出るのかと聞くが、それは言えるわけがない。
事件の話になるが、古木の幹に隠したというのは死者に対する敬意が何もない。
衝動的な殺人だという。でなければ埋めていただろうという。
2か月前まで管理人の倉庫だった部屋にアンジェラが使う装置を入れた。
サローヤンはここは会い引き用にもなっていたからちょうどよかかったという。
3Dホログラフィックシュミレ―ター出力機、通称テオを入れた。
被害者の頭蓋骨をキャプチャーする。
これに眼球を入れ、筋肉をつけて、皮膚、髪を足すと復顔ができるのだ。
それを失踪届けの出ている人と合わせてみる。
28歳のアビ―・ブリックス、4カ月前に姉のマロリーから捜索届が出ていた。
姉に話を聞くと、
お互い忙しくて数週間会っていなかったという。
やはりSLEの激痛で美大を辞めてしまっていた。しかし、合法の医療大麻を遣うようになってからまた絵を描きだし、仕事も初めた。薬局でフルヘルス・ウエルネス・センターだという。
ここでアビ―自身も救われた。
ホッジンズとウェンデルはシロアリを文化的(原始的?)取り除く。
被害者には抵抗した後があると判る。
ウェンデルは医療大麻を使っていることを話す。
ホッジンズは抵抗なくそれを受け入れる。自分でもそうするという。ここの人たちは理解してくれるという。
癌になる前は吸ったことはない。仕事中も吸わないし、大麻には癌細胞をおさる効果があるという。
そしてウェンデルは他の人には黙っていてほしいという。
フルヘルス・ウエルネス・センターのDr.リチャード・バーク
アビ―が殺されたことを聞き、こんなことになるんじゃないかと思っていたという。誰よりも仕事に熱心だったという。
そしてリチャードは、自分は医師で、麻薬の買人じゃないという。
アビ―はみんなに愛されていたという。犯人の心当たりはないわけだ。
フルトン大の学生とは揉めたことはあるらしい。リチャードが研究でいなかった日だ。
職員と客を守るため、監視カメラを付けていて、そのときの様子が残っている。
学生は偽の許可証を持ってきていて、アビ―と揉めたのだ。
学生はアダムという男だった。
アダムは取り調べを受けても、ちょっと吸いたかっただけだという。
大学の新進作家賞を受賞したので、祝いたかったらしい。
犯罪歴もない。
肋骨をアビ―が消える前日に折られたという。懐中電灯で警備員に折られたらしい。
どんなものを書くのかとブースが聞くとエッセー系だと答える。ブースは作り話がどれほどうまいかと思って聞いてみただけだという。
ブースは進められた精神面を鍛えるアプリを試して見る。そこへスイーツがやって来る。
スイーツは被害者、アビ―の描いたスケッチブックを見る。そしてブースにいう。
心理学でもこうして絵を描かせて心理状態を見たりするが、彼女の絵はち密で上手い。
気になるのは、警備員は常に彼女を見つめている。彼女は離して描いている。
警備員を避けていたのかもしれないという。
ブレナンと骨を調べてる。
ブレナンは、化学治療はどうかと聞く。
辛いと答えるウェンデルに、何気なくブレナンが医療大麻を使ってみたらどうかという。進めないけど、それも1つの方法だということをいう。
ウェンデルは、真実は言いにくい。
(ワシントンDCでは合法だ。他のところでは基本的には違法になる。州によって異なるようだ)
ブースは警備員を聴取して懐中電灯でアビ―を殺したのかと聞く。
警備員は急に彼女が自分を避けるようになったという。客と喋っていても自分が側に行くと黙り込んだという。
そしてアビ―が消える前日まであった懐中電灯が今はなくなってしまったという。
ブレナンとウェンデルは懐中電灯が凶器ではないとわりだす。
ウェンデルは黙っていることができなくなり、実は既に医療大麻を使っていることをブレナンに話す。
それにブレナンは生きるために戦っている。みんなの模範と思っていると言葉をかけた。
凶器は湾曲していて、とがった凶器、もしくは複数犯の可能性があるという。
ブースはアビ―のカードの履歴を見て、アビ―は消える前にキャンプ用品を買っていたと知る。3か月前だ。
突然、アウトドア派になったとも思えない意外なものだった。自分が自立できると示したかったのだろうかとスイーツはいう。
ウェンデルはサローヤンにも医療大麻を使っていることをいう。
サローヤンは、それは効いているのか?と聞くが、それでウェンデルがずい分助けられていると聞くと、やめてとは言いにくくなる。
けれどここは連邦機関で連邦法があるという。
それによると医療用であっても大麻は禁止されているという、
そして、ウェンデルが触る証拠は無効になる。有罪でも無罪にしてしまう危険があるということを告げた。
大麻を使用している限りウェンデルはここでは使えないという。
ウェンデルはサローヤンの思いがけない言葉にも、辛い立場に立たせてしまったと言い、荷物を取って来るという。
サローヤンは「ごめんなさい」としか言えなかった。
話を聞いたアンジェラとホッジンズは怒る。
ウェンデルには家族みたいな仲間がいるとサローヤンに言うという。
サローヤンはその話を聞いていて、自分は嫌われてもいいから、ちゃんと仕事をしてという。
ホッジンズは遺体に着いていた、遺体の発見現場にいないはずの甲虫や、そこにはない植物の花粉からある場所をアンジェラにアンジェラトロンで探させる。
アビ―の殺害場所が特定された。
そこへブースとブレナンは向かうが、ここでも今回のウェンデルの扱いにそれぞれの意見が出る。
バージニア州では婚前交渉もハロウィーンでお菓子をねだるのも禁止されてると、ブレナンはいう。
ほぼ彼女も破っているということだ。
ブースは法を守ると宣誓している身だからそれはどうしようもないという。
そしてアビ―は殺された場所で大麻を栽培していたことを突きとめる。アビ―は殺された。
大麻は半分は持ち去られたいた。
殺したのは?大麻を半分持ち去ったのは?
核心に近づきつつあった――――。
再びウェンデルのユーイング肉腫の話が出てきました。
癌と言うのは、重たい。
けれど、みんな仲間だ。
こちらの国では日本以上に、クスリ問題はややこしいのでしょうね。
他のドラマを見ていても医療用大麻と言うのが出てくることがある。でも大麻である限り吸わせたくないと家族は思う…と言うようなものがある。
でもなんで昔みたいに
こういうのが、消えちゃったんでしょうね。
今回3Dが導入されたから、また戻って来るのかもしれないけど。