NCIS ネイビー犯罪捜査班 シーズン16 #23 英雄の最期 ついにギブスはボロボロ…

2019-06-30 18:00:00 | NCIS ネイビー犯罪捜査班


 米国ではすでに最終回を終えて、再放送をしているそうです。
 
 日本でも#23 英雄の最期 が放送されました。


 ちょっと……話が依然とズレているのかな思います。
 
 前回、マクギーたち部下に自身がかつて、妻子を殺した男を殺したと告白してしまったギブス。

 30年前だそうです。

 確か……事件が起こり、マイク・フランクスがその捜査を担当していて、誘われてNCISへ入ったという成り行きだったと思いますが、今回は捜査官になる前に殺したと言っていて……。

 すると、マイクが捜査をしている最中に、ギブスが復讐を果たして、捜査官になってマイクがお宮入りする事件をじっとそばでギブスが見ていたということになってくるような……。

 そういう細かいことはどうでもいいというか……でしょうか?

 細かいことは気にするな、ロングランだ、と思っておけば?

 けれど30年間妻子の死をひきづり、自分がした復讐を引きづっているのもつらいものです。

 っていうか、そういうことになっちゃうのよ。

 事件は起こるんですが、ギブスはそれどころじゃない。

 と言って、マクギーたちも気にしてないかというと、そんなことがあるはずもなく、もう話さないとしたはずなのに、3人が寄るとそれが蒸し返される。

 意外なことにトーレスが、家族を殺されたんだ、当然だと受け止め、ビショップはそういうことじゃない、ギブスだって動揺してる、トーレスからすると、マクギーとビショップの方がうわの空になっているという。

 それが事件にも関係して、凡ミスを犯していくらしい。

 ギブスは捜査の場所からしょっちゅう消える。そしてバーに、シーズン13で登場したグレースというドクターを呼ぶ。(シーズン15のスローンのトラウマのあたりかな、そのときギブスは彼女にだけは事実を話す。それが確かルール4 秘密を守るには話さない、話すとしたら、誰か一人だけだ、みたいなのが、あって、まさにそれに選ばれたのがスローンだったはずなのに)

 結局、部下に話してしまったと、ギブスは話し出す。

 ギブスとしては警察に自首がしたい。だから彼女についてきてほしいと頼む。

 何故かと問う彼女に、はっきりした理由は言わないけど、みんなに自分のしたことには責任を持てと言ってきた。けれど自分は責任を取っていない。

 普通に考えたら、部下にまで自分の犯した罪を話してしまったらいたたまれないと思う。

 マクギーたちが迷うのも、ギブスが今後のことについて考えてしまうのも凄く当たり前のことだ。

 けれど、このグレースも必要がないわとギブス擁護をする。

 ストーリーとして、そういう人物がいないと発展しないというのはあると思う。

 ルール10も破棄してしまったと話すギブス。捜査に私情を挟むな、これはビショップを守るために無くしてしまったという。

 グレースは、このルールがなければ1番私情を挟みまくるのが、ギブスだろうという。

 まあ、そうだろうね。

 グレースはギブスの本音は引退についてではないかと見抜く。

 ギブスはそれは過去に何度も考えた。

 1000人からの犯人を捕まえてきた。みんな事情があった。自分と同じだと思うのかと問われれば、何が違うと言えないギブスなのだ。

 手本にならないことを先輩捜査官がしてしまったのだから、それは当然そう思う。

 けれど、そのバーでのあるカップルのトラブルに女性を守るために、男性を抑えるギブスに、あなたは捜査官なのよという。

 辞めることも自首することも、グレースは進めない。

 確かに、捜査官であることが自分を支えていたとギブスは認める。

 だけど……このままで収まるわけはない。


 そして来週の最終回に新しい波乱を含んだまま持ち越されるのである。


 この分で行くと、シーズン17の初めの頃でギブスの罪に1つの解決案が出るというかな?

 そろそろ解放されてもいいと思うが、どういう解放の仕方があるのか、それは何とも言えない。




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 しかし8歳で亡くなった娘のケリーが生きていれば、38歳か。結婚して子供もいたりするのかもしれない。ギブスはおじいちゃんで、男の子なら、野球を教えてるかもしれない。

 女の子なら、ピアノやバレエを教えて、その発表会にいそいそと出かけていたのも知れない。なれないビデオカメラを手に、発表し終えた孫に、思わず「最高だ」と名前を呼んで客席から叫んでしまい、恥ずかしがった孫からおじいちゃん嫌いと言われていたもしれない。娘のケリーからは、そういう年頃よ、パパと言われ、同じく年老いた妻のシャノンからは、本当にあなたは孫バカね、と言われていたかもしれない。

 そんな幸せな家族の時間があったかもしれないことを考えると、やはり酷であると思ってしまう年月とギブスを襲った不幸であり、ギブスの罪なのだ。




 マーク・ハーモンというのは、何気に芝居がうまいのかもしれないなと思う。

 これだけ端正な顔立ちをしていると、自然に演技の幅が狭まる。

 当然ファンは彼の整った顔立ちを見たいと思うのだから、あまり大げさな演技をすると、顔が崩れてしまう。だから加減が難しくなる。

 これがやはりうまいのかなと思う。

 今はギブスのリーダーとしての顔を演じているより、罪を犯した1人の男になっているのに、そこら辺の芝居がやはりうまいなと思う。

 そこにはたくさんの努力した時間があったと思う。

 それで、誰かをいざとなったら、追い詰めていいことにはならないのだが。

 そこがね……。