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阿部寛さんが演じた「熱海殺人事件」はサブタイトルに~モンテカロ・イリュージョン~というのが、つきます。
役者さんによって内容がびみょ~うに代わりますから、この当時の阿部さん版の台詞の中では「モデルあがりがよ」みたいなのが、ありました。
さて、このタイトル、内部では「モンテ」と呼ばれています。当時、私は劇団とは関係ない一ファンでした。
チケット買いに行くと、チケット売り場のおねーちゃんが「モンテカルロ・イルージョン」を噛むという過酷なタイトルになっています。
モナコに詳しいくなりたいと思ったのは、モンテカルロはモナコにある、そんな理由からだったからだと思います。
そしてつか舞台を初めて見たのは、実はこの芝居が初めてでした。
半分はテレビで阿部さんがお話になっていたことですが、このバージョンになると、ラストクライマックスの頃、阿部さんこと、刑事部長の木村伝兵衛が客席におりって行って、客席の男を1人つかまえ、シャツを破いて濃厚な口づけをかわすというシーンが入ります。
阿部さん版の木村はゲイという設定になってます。だから男性なのですが、これがなかなか大変だったようです。
東京の場合はまた違うのですが、地方になると、その地方で、人を募集してそこにいてもらう。
そうすると、本当にそっちのおねえさんがきてしまってなかなか必要以上に濃厚なキスシーンが完成したようです。
そこに力入らなくても別にいいんですが…。
でもつか芝居の地方公演ってそんな感じですからね。私も1度くっついて行こうかと思ったくらいですが…行かずじまいですね。