以下にリンクいたしましたのは、つかこうへい氏の「飛龍伝」という作品の中に出てくる「パラダイス」であります。
paradaise
この間、筧さんがテレビでお芝居をしているのを見てしまったら、やはりどうしようもない気持ちになったのであります。
筧さんはこの作品に出てくる山崎を長年務めた方であり、山崎といえば、筧利夫というのが定番でありました。
筧さんは実力、人気共に得た方でありました。
少し、私の言葉に戻らさせていただきます。
つかこうへいという方のもとへ行きたいと願ったのは、いったいどれくらい前だったのでしょう。
その夢が叶い、励ます、いえ、希望を抱かせてくださいました。
いろいろ語りたいことはありますが、すべてを言葉にしたところで、何の意味があるのか判りません。
行動で示さなければ、答えを出ださなければ、何の意味もないのです。
つか氏のもとで成長され、役者として成功された方々、演出家として成功された方々、私はただ小説が書きたいだけの女でした。それがいつの間にか劇作家というものを知り、書くことがなにより1番でありますから、やはり書きたいと思ってしまったのです。
しかし今、私は答えを出してはおりません。
頑張って、名を成した方に申し訳なく、他の関係者の方にも申し訳なく、頭を上げることができません。
本当に申し訳ございません。
私自体がとても悔しい事態です。
けれど、今まで、この眠っていたかのような年月を私は胸に刻みつけています。
いつか花と咲かせる、作品として昇華させることを胸においています。
この舞台が上演された頃、2003年頃、日本の3大作家(オリジナルの作品があり、それを自ら演出できる者をさすようです)と言われていたつかこうへい氏のもと勉強した日々がどんな体たらくでしょうか。
が、私もやりますよ。
見ていてください。
待っていてください。
その日はくると確信しております。
ただ顔をあげ「前進か死か」その思いでどんな風に吹かれようと胸をはり、立ち向かっていく所存でございます。
もう少しだけ、時間をください。
生命果てる日まで、必ず貫きとおすことだけはお約束いたします。
申し訳ありません。
申し訳ありません。
もうしばらくだけ、この哀れな女に時間をくださいますようお願い申しあげます。