「大阪水曜ほっと集談会」公式ブログ

11月19日(火)20時~・11月20日14時~(ZOOM)にてリモート集談会を開催します

疲れたら休めばよい、そしてまた歩き始めればよい。

2021年04月09日 05時34分45秒 | コラム 

大阪水曜ほっと集談会一世です。

疲れたら休めばよい。

そしてまた、少しづつ歩き始めればよい。

今私はそのような気持ちである。

今日は半月ぶりに長引く心身の不調のまま、このブログを書いた。

今年の落ち込みは、例年になく辛く重苦しいものだった。

見るもの、聞くものすべてに関心がなく、食べたいものもなく無感動な日常。

特に朝は、起き上がるのも億劫である。

桜も菜の花の鮮やかな色彩も、心に入ってこない。

心が乾いてまるで深夜放送が終わった後のザーザーとしたテレビ画面のような感じがする。

なぜだろう、なぜだろうという自問自答の日々であった。

組織嫌々病に端を発した自己否定の日々、過去の自分を問い続け、未来への不安に翻弄される日々が続いた。

それは出口のない不毛な苦しい作業であった。

意外にもその問いに対する答えは簡単であった。

私は私でしかない。

森田先生の言われるあるがままであるより仕方がない。

私を救うのは、私でしかない。

還暦まであと1年、何とかこの命のハードルも乗り越えられそうな予感がしている。

心配していただいた共に森田を学ぶ仲間の皆さんに感謝したいと思う。

自己満足であるが、今までになく寄り添い感が増した気がする。

今月もオンラインで大阪水曜ほっと集談会を開催する。

私のどうしようもない情けない話でも共感していただける方が有るかもしれない。

こんな奴でも何とか生きていると思ってもらえるかもしれない。

森田小学校劣等生の私は、永年に卒業したいとは思わない。

いつまでも未成熟で、道半ばで、完結することもなく、ゆらゆら惑いながら生きていきたい。

魂が揺れ動くことで、心の風鈴が綺麗な音色を奏でるかもしれない。


2021年4月9日 一世


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自助グループとは何か?

2021年04月03日 16時48分00秒 | コラム 

 

大阪水曜ほっと集談会一世です。

さて、NPO法人生活の発見会は、自助グループと言われている。

当たりまえの事を書くなと言われそうである。

では、自助グループとはどのような組織でどのような有り方を意味するのか?

誤解を承知で書かせていただく。

コロナ禍で心を病む人口は増えているにもかかわらず、会員数が減少に転じているのはなぜなのだろう。

ある疑問が付きまとう。

50年前と今日では、社会のあり様は、比較出来ないほど変化している。

同じ神経質者であるという曖昧な信頼関係の中で緻密なルールが軽視されてきたのではないか?

私は特に若い会員の定着率が問題視されている背景にはそのような事実が隠れている気がしている。

さて最近発見会の若い友人から、アティテューディナル・ヒーリングの事を教えてもらった。

私はそのガイドラインの個人情報重視とすべての参加者が平等であるための緻密さに驚嘆した。

アティテューディナル・ヒーリング(AH)とは、1975年精神科医であるジェリー(ジェラルド・ジャンポルスキー博士)と4名のボランティアによって、その活動がスタートしたそうです。

致命的な病を持つ子どもたちのサポートグループが、その始まりだったようです。

日本では精神科医として、さらには政治家として、人の心の問題に取り組んでこられた水島広子氏が代表を務めておられます

ほっとブログでは森田療法と神経質性格をメインにした投稿であるので、詳細はあえて省かせていただく。関心がある方は、ホームページをご覧ください。

ほかにもHSP(Highly Sensitive Person)ハイリー・センシティブ・パーソンなど様々な理念に基づく自助グループが存在します。

ひとつの山を登るのに、様々なルートがあるように心を開放するためのアプローチも様々です。

生活の発見会も多様化した社会の中で若者を受け入れるのであれば、他の自助グループにも関心を示すことも必要ではないかと思う。

そういえば、先日も若い僧侶がYouTubeを介した法話で、森田療法の事を語っていた。

面白い時代だと思う昨今である。


2021・8・22 一世

 

 

 


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