大阪水曜ほっと集談会一世です。
今日は、朝から雨である。
暗い話になることをお許しいただきたい。
今から這い上がるようにして起きて職場に向かう。
明日からゴールデンウイークであるが、私は関係なく仕事である。
心身ともにまだ、本来のペースには戻らない。
さて、雨になれば井上陽水氏の傘がないという楽曲を思い出す。
都会では、自殺する若者が増えていると始まるこの歌は今から50年前にリリースされた。
若い方は誰も知らないだろう。
時代背景は違うが閉塞感が漂い、若者が希望を持てないという意味では今のコロナ禍に似ている。
事実若者の自殺が増えているという報道がなされている。
ここでの傘は、自分を守ってくれるものという意味かもしれないと勝手に解釈している。
自分を守ってくれる何物もない若者の絶唱のような気がする。
しかしながら、どこに完全に安全な場所があるのだろうか。
生きている限り、常に不安はついてくる。
リスクを背負わない人生などないのだ。
冷たい雨にさらされる経験も人生には必要ではないか!
生きている実感を感じるのは、本当はこのような瞬間かもしれない。
2021・4・28 一世