大阪水曜ほっと集談会一世です。
さて、NPO法人生活の発見会は、自助グループと言われている。
当たりまえの事を書くなと言われそうである。
では、自助グループとはどのような組織でどのような有り方を意味するのか?
誤解を承知で書かせていただく。
コロナ禍で心を病む人口は増えているにもかかわらず、会員数が減少に転じているのはなぜなのだろう。
ある疑問が付きまとう。
50年前と今日では、社会のあり様は、比較出来ないほど変化している。
同じ神経質者であるという曖昧な信頼関係の中で緻密なルールが軽視されてきたのではないか?
私は特に若い会員の定着率が問題視されている背景にはそのような事実が隠れている気がしている。
さて最近発見会の若い友人から、アティテューディナル・ヒーリングの事を教えてもらった。
私はそのガイドラインの個人情報重視とすべての参加者が平等であるための緻密さに驚嘆した。
アティテューディナル・ヒーリング(AH)とは、1975年精神科医であるジェリー(ジェラルド・ジャンポルスキー博士)と4名のボランティアによって、その活動がスタートしたそうです。
致命的な病を持つ子どもたちのサポートグループが、その始まりだったようです。
日本では精神科医として、さらには政治家として、人の心の問題に取り組んでこられた水島広子氏が代表を務めておられます
ほっとブログでは森田療法と神経質性格をメインにした投稿であるので、詳細はあえて省かせていただく。関心がある方は、ホームページをご覧ください。
ほかにもHSP(Highly Sensitive Person)ハイリー・センシティブ・パーソンなど様々な理念に基づく自助グループが存在します。
ひとつの山を登るのに、様々なルートがあるように心を開放するためのアプローチも様々です。
生活の発見会も多様化した社会の中で若者を受け入れるのであれば、他の自助グループにも関心を示すことも必要ではないかと思う。
そういえば、先日も若い僧侶がYouTubeを介した法話で、森田療法の事を語っていた。
面白い時代だと思う昨今である。
2021・8・22 一世