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大阪水曜ほっと集談会一世です。
最近問題になっている行きすぎた職場での指導という名のハラスメントや逆におだてたり、
持ち上げて上手に人を動かすある種の支配に対して思うところがある。
かつて子育てや職場のリーダー研修で褒めて育てるという言葉や管理すると言う言葉を度々耳にした。
これは支配者の発想ではないか?
それとは正反対のことを100年前に唱えていた人がいる。
森田正馬博士とアドラーである
アドラーは、あらゆる対人関係は縦ではなく横の関係であり人と人は対等であるという認識から叱ることも褒めることも有害であるとしている。
森田正馬全集第五巻には褒めることは有害であるという記述がある。
褒めることも叱ることも上下関係を前提としており、そこにはおのずと承認欲求が生じる。
人は承認欲求を求めている限りいつまでも、強迫的な症状に苦しめられ、幸せにはなれないのではないか、と最近強く思うようになった。
自助グループに於いて講師と平然と名乗ったり、指導を試みるなど言語道断である。
何か根本的なところで勘違いをしていないか、今一度考える時期にきているのではないか?
2024.9.22 一世
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