大阪水曜ほっと集談会一世です。
先日より仕事上の行き違いによる案件の対応に追われていた。
私は怖がりで、常に最悪の事態をシュミレーションしているつもりであったが、予想しない不可抗力なことも起こる。
そのような時に、自分をダメだダメだと価値判断しないで、
自分の力の及ぶ範囲とそうでないことを分けて考えるようにした。
具体的には上司に詳細を報告し出来ない判断には対応を任せた。
自助グループ活動でも自分に出来ないことはお任せするようにしている。
森田博士の言われる不可能を可能にする努力をやめたのである。
その結果スッキリはしないが、ある一定の結果が生じ、
いつものぐるぐる思考の堂々巡りからは逃れる事ができた。
自力だけでは、仕事も自助グループ活動も私のような意志の弱い人間は長続きしなかったであろう。
何度も申し上げるが森田療法は、この瞬間から、楽になる生き方である。
ただ神経質という種を恐怖から不安ではなく、生の欲望そのものに結実させるためには、
ある一定の時間と条件を要すると思う。
それは善知識といわれる正しい指導者との出会いと、
日々為すべき事を為す生活の継続であると私は思っている。。
森田博士は、こう述べられている。
※今日の森田博士の言葉(森田正馬全集第五巻より)
いたずらに欲望と恐怖との二途に迷うことをやめて、
恐怖は恐怖のままに欲望に向かって突進するときに、
はじめて生滅が尽きて、安楽の境地が得られるのである。
難しい理屈をいえば果てしもなく込み入ったものになるけれども、
実際の実行は簡単なもので、なんの雑作もない。
ただ苦しいまま素直に、現在の境遇に服従すればよいということになる。
2025.2.1 一世