今年最後の昇級審査をおこないました。
本来なら10月か11月におこないますが、諸事情で12月の審査となりました。
特に今年の末は大人と子供でそれぞれに稽古熱心な門下生が増えましたので私も力が入ります。
他の格闘技の経験者、他流派の空手経験者等で白帯からですが初心者の審査とは違いました。
と言うか実力的に飛び級の可能性もあるので厳しく審査致しました。
結果はまずまずで、しっかりとやってくれました。
好きで始めた空手、好きだから稽古に通ってくる生徒は大人子供に関わらずグングン上手く強くなる速度は速いです。
決して個別の優遇は致しませんが、下手でも稽古熱心な方は当然評価致します。
審査も大切ですが、普段の稽古に取り組む姿勢が最も大切と思っています。
真面目に稽古する人は上手くなる、そして強くなる。
押忍
空手は実力主義なので実力の伴わない昇級・昇段はありません。
級段で必須課題がありますので、公平に課題と実力を比較して審査を行い合否致します。
そして最も実力の変わるのが稽古回数で月1回の年数より、月10回の稽古が当然実力を左右致します。
「継続は力なり」何かをを学ぶ上でとっても大切な事です。
今は空手が巧く出来なくても
「10年の継続は驚きなり!」
「20年継続は偉大なり!」
「30年継続は歴史となる!」
となりますので必ず形のなります。
継続があれば・・・
押忍
知らない事をを恥じないで良い。
なぜなら、知らないから習いに来ているからで、こんなことを聞いたら恥ずかしい、格好悪い、馬鹿にされる、叱られるなどと考えて、自分が知らない事や分からない事、疑問に思った事を聞かないで、そのままにして、うやむやにしておいて知らないままで年数がたった方が将来的に恥ずかしい事になると思います。
例えば三戦立ちの立ち方の説明も初心者と上級者では私は説明を変えています。
初心者の立ち方がしっかりと出来てからでないと上級者の立ち方が正しく出来ないので、実力に応じた説明の仕方をして技を完成度の高いレベルにもっていっています。
時間つぶしの様な稽古をしていてれば当然正しい形は身体に刻まれませんので、その様な方達には初心者の説明しか出来ませんので、空手は実力主義だと思いますので、その実力は停滞を続ける事になるでしょう。
稽古にあまり来ていなければ、アドバイスしても理解出来ていない感じになる事が多いと思いますので、結局は自分次第で実力は変わってくると思います。
難しそうですが、単純にしっかりと休まずに稽古すれば上手くは必ずなります。
受難でも一日1ミリづつ柔らかくなれば、10日で1cm、100日で10cm柔らかくなれば簡単に数字どおりにはいきませんが、確実に身体は柔らかくなります。
柔軟だけでなく突きも蹴りも一緒、逆に何もしていなければ全く変化はないので、身体は嘘をつけません。
ただただ稽古あるのみ
押忍
人は集まるとお互いに影響を与え合い、特に同じ方向と考えを目指す同士であれば、さらに相乗効果が生まれます。
優れたスポーツ選手が集まり競い合えば、より高度な技術を身に付ける事が出来る様に、白心塾では初心者も確実な稽古によって少しでも早く上級者の技術に近づき、皆が更に高いレベルで稽古が出来る体系を常に頭において考え稽古しています。
ただ各個人も考え方として、常に自分自身の心を高めていく努力する事で、これを怠ると知らないうちに楽する事を考え、同じ様な仲間が近づき、悪影響を受け、その同類となってしまいかねないです。
なので人は選びたいと思います。
特に大人は見本になりますので、見極めていこうと思います。
気持ちの揃わない方は自然と外れて行くとは思いますが・・・・
押忍
柔軟性・・・身体の柔軟、心の柔軟
心と身体は表裏一体
心の柔軟、頭を柔らかくするには身体の柔軟性が上がれば心も考えも柔らかくなるらしい。
年齢が上がってくると頭が固くなって頑固になって嫌われる人と、考えの柔らかな好かれる人とに分かれます。
どちらを選ぶかは自分次第です。
因みに白心塾では審査基準に柔軟性があり、重要視したしております。
真面目に稽古していれば稽古体系に入っていますので、必要な柔軟性は手に入ります。
ただ真面目に稽古していなければ残念な事になるでしょう。
柔軟な身体・心、は大人も子供も、この先の財産になります。
押忍
昇級、昇段は他人との比較でなくて自分自身が過去の自分より進歩している。
昨日の自分より進歩を目指し努力している。
これが大切!!
しかし、以前は出来た事が出来なくなった、下手になった、身体が固くなった、これはあり得ません。
いかに適当にやっているかの象徴でしょう。
これで昇級、昇段はあり得ません。
上手い下手、強い弱い、動きが柔らかい硬いetc
空手には達成して学ばなければいけない事は沢山ありますが、誰かと比較してでなくて(最低限度の基準はありますが・・・)いかに肉体的に精神的に向上しているか、ここが最も重要です。
特に昇段し黒帯を締めて空手をしている方は常に忘れてはいけない事です。
幸い現存の白心塾黒帯は皆意識を高く持ってくれていますので、私の誇れるところであります。
大人は仕事や家庭の事を片付け、自分の稼いだお金で会費を支払い皆稽古に来ています。
子供は気持ちの浮き沈みがあったり、熱心だったり、適当だったり、嫌々だったり、年頃なのか、思い上がりなのか?前に立って指導をしていると実力差、努力差は歴然です。
熱心な時は吸収も凄い。
私も限られた時間の中、制約の中で指導をしていますので、この様な場合は熱心の方をしっかりと指導をしたい。
いつまでも熱心だと良いのですが、こればかりは分かりません。
本当に大人は気持ちが安定しているので、やっぱり子供より指導しやすい。
真面目稽古するので、必然と大人の方が早く昇級して昇段していきます。
きっとどこの道場も似た事がおきていると思います。
気持ち良く指導して、気持ちよく稽古させたい。
実のある空手技術をを手に入れる為に・・・
押忍