(6月といえばセンダンです)
ブログの記事は新聞に助けられることが多いです
今日は お酒にまつわる話です
国の指針によれば1日当たり純アルコール量が
「女性20g以上 男性40g以上」で
生活習慣病の恐れが高まる、という
40gとは日本酒ならおよそ2合 一升の5分の1で
健康志向が高まる中 酒に向けられる視線は
年々冷ややかになっている
という・・・6月は新酒が出来上がる時期です
昔の小学校では家庭訪問が始まる時期でもありました
(センダンが美しい6月)
以前にも当ブログで新任教師は大学出たての
ホヤホヤ教師だったことをとりあげましたが
その先生が造り酒屋のM君の家庭を訪問した時のことです
「先生、今 ちょうど新しい酒が出来上がってきたので一杯 如何ですか」
・・・とM君の両親に勧められ
先生は立場上 何度もお断わりをしたそうですが
それ以上に何度も何度も勧められて
とうとう根負けをし、
先生もお酒は嫌いじゃなかったので
頂いてしまったそうです
お酒も手伝って話が弾み・・
ついつい長居をしてしまい
M君の家をお暇した時には既に薄暮となっていました
当時 交通手段は自転車でした
自転車を引っ張て学校に帰る途中に堪らなく眠くなり
田んぼ沿いの道端で眠ってしまって・・・
「ゲロゲロゲロ・・・」カエルの大合唱で気が付き
身体も冷え、「ヤバイ!」と
なんとか学校に辿り着き児童たちの靴箱が並ぶ
すのこの上で安心して爆睡したそうです
翌朝、学校の用務員の小父さんに起こされ
(当時 用務員は学校で居住)
こっぴどく叱られたそうです
当時は大した問題にもならず
何事もなかったかのように
先生は教壇に立ちました
事件は事件にもならず・・・
昭和の大らかな?時代でした
これが今の時代だったならば・・
どうでしょう!
全国ニュースで流され、
ワイドショーでは毎日 毎日取り上げられ
第一、懲戒免職は免れませんよね!
私たちがこの事件を知ったのは
卒業後〇十年後の同窓会の席でした!
カエルの鳴く頃
新酒の出来る頃
家庭訪問の時期・・と
苦くも懐かしく
想い出しているのは先生ではないかと
思う6月です!
(センダンのひとつ花に近付いてみました)
みなくち子どもの森のスケッチより