気分はいつも雨のち晴れ!

散歩道で見つけた四季折々の山野草を紹介!

感動を受けた詩や新聞記事なども紹介!

朝の詩 「白昼」

2024年11月22日 | 朝の詩

(散歩コースで ホトトギス)

 

 

芝生に寝ころんでいると

こどもの幽霊がきて

私の腹にのった

しばらくいっしょに

ぽつんと浮いている

雲をながめた

なんとなく腹を

ふくらませてみたり

しぼめたりすると

幽霊ははしゃいだ

私もうれしくなって

しあわせのことや

天国のことを

考えたりした

 

<山形市 菅原 響さん(19歳)の白昼でした>

 

 

(散歩コースで リンドウ)

 

 

 

 何となく情景が浮かんできた

 なんで幽霊なのかは

 わからないけれど・・・

 こどもは私たちが

 思わないことでも

 とびっきりの笑顔で

 はしゃいでくれる

 やっぱり 純粋で

 汚れていなくて 

 ピッカピカの

 心をもっているのでしょうね

 まるで天使のように

 作者を

 天国や幸の世界への入り口に

 導いてくれたのですもの

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


朝の詩 「ぎょうざ作り」

2024年10月11日 | 朝の詩

三島池の「サクラタデ」

 

 

 

 

久しぶりに蒼太君の詩です

 

「ぎょうざ作り」

ねえねは

受験生やから

ぎょうざ作りの

お手伝いは

せんでいい

ねえねには

遠い大学に

行ってもらって

そうちゃんが

夜行列車にのって

遊びに行くのが

すごい楽しみやから

 

広島県福山市

中嶋蒼太君(12)の「朝の詩」です

 

 

「夜行列車」って

懐かしい響きをもったことば

蒼太君、何故

夜行列車なのかな?

今、夜行列車って本数が少ないし、

そもそもあるのかな~

夜行バスなら分るけど・・・

今や何処に行くにも新幹線じゃない?

 

福山からだと新幹線が便利だよ

昔、大阪から福山へ新幹線で行ったけど

友達とおしゃべりしていたら

「あっ!」という間に着いたよ

確かに

夜行列車の方がロマンがあるけどね

な~んて。。思った次第です!

 

 

<米原市の三島池>

 

 

 

三島池の周りに咲いていた白花サクラタデ

 

 

 

 

 

令和6年10月5日 米原市三島池でのスケッチ

 

 

 

 

 

 

 

 

 


朝の詩・・「オンプの泉」 8年越しの願いが叶った!

2024年10月01日 | 朝の詩

母に寝返りをさせる

聞こえた左耳が

上を向くように

母は両目を開けたまま

まったりと動かない

僕はいつものように

スマホのイヤフォンを

母の耳にあてがった

昔、母の愉しんだ曲が

淀みなく流れていく

と、母の目と口元に

かすかな生気がともる

せまく陰気な病室が

パッと明るくなった

 

千葉市美浜区 白石雅義さん(63歳)

朝の詩・「オンプの泉」です

 

この詩を拝読していたら

病室で過ごした母のことが

鮮明によみがえった

ガラケーからスマホに換えたのは

母に歌を聴かせるためだった

昭和歌謡曲

童謡

母は元気な時は

いつも歌番組を視ていた

少しでも病室で楽しく過ごしてもらいたかった

スマホはとても賢い文明の利器だ

 

 

 

今日から10月

振り返って・・・

長年出会いたかった実や花に

一気に出会えた9月

本当にこんなに身近に存在していたなんて・・

今まで気付かなかったことが不思議なくらい

 

 

先ずは前回投稿の棘蕎麦(ママコノの・・・)

 

 

(川の土手で可愛い花が開いていました)

 

 

 

昨日出会ったのは、何となんと

「イシミカワ」なのです!

色づくのが愉しみ

約8年越しの想いが叶いました

 

 

幾つも見つけました(*^▽^*)

 

 

色付いている実もありました!

遠回りした たまものです

 

 

 

令和6年9月30日 買い物帰りのスケッチより

 

 

 

 

 

 

 


朝の詩 「ふたつ結び」

2024年09月13日 | 朝の詩

 

 

 

 

はじめて

あなたの髪を

指先ですくって

ふたつに結ぶ

 

私は驚く あなたが

もう私の赤ちゃんでは

ないみたいに微笑んで

 

窓から吹く風に

風鈴がりんと鳴る

鏡にうつるあなたは

夏の光をまとう

1人の立派な少女

 

山口県宇部市 麻川真由子さん

朝の詩・「ふたつ結び」です

 

「もう私の赤ちゃんでは

ないみたいに微笑んで」

という箇所に心を持って行かれました

愛おしい我が子の成長に

嬉しい反面ちょっぴり寂しさも覚える

複雑なお母さんの心情が良く表れています

 

 

 

 

今日の夕刻の空

また夏が戻って来たみたいなこの頃です

夏はいつまで居座るのだろう

 

 

 

 

 

令和6年9月13日 夕刻のスケッチ

 

 

 

 

いつもご覧頂きありがとうございます🌸

しばらくコメント欄お休みさせていただきます

 

 

 

 

 

 


朝の詩・・「先生」

2024年08月11日 | 朝の詩

赤トンボ 夕焼け空に 染まったか

 

 

 

 

先 生

 

せんせい あのね

の書き出しではじまる

小学時代の日記帳

約半世紀ぶりに

押し入れから

顔を出した

汚い字で殴り書きした

文章にとても面白いと

朱色の感想と三重丸

おかげで初めての

三日坊主卒業

先生

とても今

あなたに会いたい

 

<大阪府東大阪市 西尾 学さん(53)の作品です>

 

「せんせい、あのね」の書き出しで

子どもたちが日々の思いをつづり

先生が返事を書く対話ノート

あのねちょう」

元神戸市立小学校教諭で昨年2月に87歳で亡くなられた

鹿島和夫先生が1970年代後半から実践し、

全国に広まった

 

「先生あのね」のドキュメンタリーをTVで観て

感動を貰ったことを思い出しました

 

半世紀ぶりに押し入れから顔をだした

「あのねちょう」

鹿島先生が実践された

最初の教え子さんなのですね

 

 

先生とクラス児童の交換日記

毎朝、児童が先生に提出

その日のうちに先生は

クラス全員のノートに目をとおし、

朱色のペンで感想と三重丸をつけて児童に返す

決して、て、に、を、は、等を指摘しない

あのね教育とも呼ばれたそうです

 

今でも「あのね教育」を

実践されている小学校もあるとか

 

 

(夕陽が家々をも染めてゆく)

 

 

市内夕刻散歩のスケッチより