「貴重なクリンソウ 見頃」
という新聞記事を目にし、
洛北 大原まで出かけました。
此処は紅葉の名所としても知られる古知谷(コチダニ)の
阿弥陀寺(京都市左京区)です。
この光明山門をくぐり、坂道を15分ほど登ります。
*☝山から下って来た処の写真です
登り詰めると山の中腹に新緑に包まれた
阿弥陀寺が見えます。
同寺の書院中庭には約350株が植えられています。
クリンソウは湿地にはえるサクラソウ科の多年草で・・・
自然のものは京都府の準絶滅危惧種に指定されています。
同寺の庶務を担当する林万里子さんが
約30年前に植え始め、毎年 増やし続けられています。
最近は温暖化の影響で
空気も乾燥し、
地面も適度な湿度もなくなり
育てるのが難しいそうです。
お寺の中をぐるりと回り、
反対側の中庭には
クリンソウの他にも
山野草や高山植物なども植えられています。
ミヤコワスレ シライトソウ
コマクサ
来るときは気が付かなかったのですが、
境内でキンラン、ギンランも観ることができました。
ナルコユリ シラユキゲシ
シュウメイギクに似た この花はシラユキゲシ(白雪芥子)
大原三千院までは1~2度訪れたことがありましたが、
その先は未踏襲で一人だったため不安でした。
大原のバスの切符売り場の小母さんに
『帰りのバスの最終時刻は4時台なので
気を付けるように』と注意され、増々不安が募りましたが、
思い切って訪ねて正解でした
紅葉の時季も さぞかし綺麗だろうなぁ~
と思いながら古知谷を後にしました。
*令和元年5月16日 古知谷・阿弥陀寺にて