此処は 40年近く前は丘陵地だった、と聞き及んでいます。
宅地造成が進み、今や大きな団地となりましたが、
まだ“売地”の看板が立っている空き地もあります。
その空き地の一角でリンドウは咲いていました。
草刈はシルバー人材センターの小父さん!
リンドウの花を見事に避けて草刈をしてくださっています。
伝説の草刈名人・シルバーさん、優しさをありがとう
他の空き地でもリンドウを見つけることができるかもしれないと・・
先を急いでみました。
道路から石段を4段ほど登ると宅地 2軒分の土地にリンドウが咲いていました。
思わず声を上げてしまったら、ご年配の女性がいらっしゃったので、
此処に咲いているリンドウは植えられたのですか?と尋ねたところ
『勝手に生えてきたのよ』と。
写真を撮らせていただいても良いですか?と言うと
快く承諾 してくださいました。
女性は『自分の土地ではないけれど地主さんに売れるまで好きに使っていいよ、
と言われたのでサツマイモやラッカセイ等、作っているの』と、言いながら・・
サツマイモと落花生を掘り起し、『持って帰りなさい』と、紙袋に入れてくださいました。
そのサツマイモと落花生です。
昨年はリンドウ見たさに曽爾高原まで出かけましたが、
まさか、こんなに近くに咲いているとは・・
“灯台下暗し”とはこのことですね
そして、リンドウを切り花にして、持たせてくださいました。
優しいお顔の女性は10年前にご主人を亡くされ今は息子さんと二人暮らしだそうです。
『お花を見に来てくれて、ありがとう』と言ってくださいました。
お礼を言うのは私の方なのに・・・。
この日はとても爽やかな一日でした
☜花瓶に活けたリンドウ