恩師のご著書「講演集」より
講演集、一
「過去世が蘇る」ということ
或る方から電話がありました。
私に初めての方です。
電話の中で泣きながら、胸から胃にかけて苦しくて堪りませんとおっしゃっています。
「こういう苦しみはすぐ消えます。安心して下さい」と言って電話で祈りますと、
いっぺんに治ってしまいました。
その方の姉さんが訪ねて行ったら急によくなっているのでびっくりされて、
又早速私のほうへ電話がありました。
「ご縁があればいつでも遊びに来て下さい。正しい教えには組織もお金も何も要りません」
と言いますと、一週間もしないうちにご姉妹が訪ねて見えました。
その時、私の名刺の裏によくおまじないを書いて差し上げているのですが、
それが欲しいと言われるので、10枚ほど書いて渡しました。
そうしたらその方はありがとうございましたと受け取られて、「私は遠い遠い過去から
先生からこうして受け取ったことがあります」と言われ、突然その方の口からインドの
言葉が出て来たのです。
泣いて挨拶されます。
勿論この方は日本人です。
突然にこの方の守護霊が入って来られたのですね。
インドの言葉でいろいろ話されますと、日本語がカタコトになってしまいます。
「ワ・タ・ク・シ・ハ・・・」といった具合です。
むこうの言葉はペラペラなのです。
当時のインドでお釈迦様に学んだ体験をその方が持っておられたのですね。
遠い過去に私も共に仏教を学んだ体験があります。
この方にお札のようなものを差し上げたことから、当時の記憶が突然蘇ってきたのです。
不思議なことがあるものだとびっくりしておられました。
習いもしない言葉が口の中から自然に出て来たのです。
これを守護霊の言葉とも、自分の過去世が蘇えるとも言います。
~ 感謝・合掌 ~