恩師のご著書「講演集」より
講演集、 二
無償の行為とそれに伴う現象
先の続き・・・
世の中には天からの啓示、又は霊示を受けて、
次から次へと無限に言霊が出て来る方もあります。
又霊が乗り移って話す人もあります。
私は、そういうものはいっさいないのでございます。
全くの凡夫でございますので、私の場合は天からも教えてくれませんし、
違う世界からも教えを受けることができません。
又声を聞くこともできません。
自分のこの肉体を使って、求める心なしに、
この肉体を最大限に使わせていただいて、人さまの為に生きさせてもらった時、
その実践を通していろいろなことを学ばせていただけます。
人との出会い、そこに起こる出来事の中から学ばせていただく、
これが実践を通して学ぶということですね。
自分の体を動かして良き行いをすることです。
私の一年間にはたった一日のお休みもございません。
しかも、昼夜一睡もしないで飛び回ることもあります。
これが不思議でございまして、私と一緒に行っていただきますと、
その方々も疲れが出ないのですね。
二、三年前、私のところのK先生と一緒に岐阜・愛知と回らせていただきました。
土曜日の朝から出まして岐阜に先に行かせてもらい、
それから愛知の大山に行きましてお話をしました。
その夜中に変な迷える霊の方が出て来まして、
そういう方を救わせてもらったりしていますと、もう夜中の二時です。
さあ、これから帰りましょうかといって、車に乗って帰ってきました。
ちょうど栗東あたりで夜が明けて、岸和田へ七時頃に帰り着いたのですね。
同行の方は一睡もされていないのですが、その足で奈良の当麻に牡丹を見に車で走られました。
私はお人が見えましたから、少し遅くなってお昼前から出掛けまして、
当麻でお話会をさせてもらいました。
こうして全く一睡もしないで飛び回っているのです。
ところが眠たくもなければしんどくもなりません。
ひどい時は三日間で三時間ぐらいしか寝ない時もありましたね。
あちらこちら飛び回っていますと、寝ている間がないのですね。
それでも次に迎えにきて下さる方が「先生の目は欄々と光っていますね」と言われます。
一睡もしていないのに欄々と光ってくるのです。
~ 感謝・合掌 ~