恩師のご著書「講演集」より
講演集、 一
「正しい真の信仰」
先の続き・・・
私などは三百六十五日、一日も休みはありません。
夜昼通して関係なしです。
もっとも毎晩とは違いますよ。
昼でも普段は治療させてもらっていますが、その間電話はかかる、
お客さんは来られる、
こちらで話していたらあちらの方へと飛び回らねばいけないという風で、
夜は夜で電話がかかって眠れません。
今年からは毎日行っていた反省会、禅定は月・水・金になったのですが、
今迄満五年間は毎晩坐らせてもらっていました。
その間に集まって下さる方が段々増えまして、三十人、四十人とお見えになります。
少なくとも二十人は切れません。
この一時間は心の洗濯です。
今日一日自分の生活態度はどうであったか、間違いはなかったか、もし間違いがあれば、
明日の生活の中で再び間違いを起こさないように努力をいたします。
こうして自分を正しくしていくのですね。
普通でしたら、無理するとストレスが溜まると思います。
私の場合、ストレスは溜まりません。
全く溜まりません。
一日も休みなしに飛び回っていましても、
疲れてストレスが溜まるなあということはありません。
なぜストレスが溜まらないかと言いますと、それは心の持ち方にあるのですね。
ストレスとは日本語で書きましたら「歪み」という字です。
この漢字は「正しくない」と書きます。
不正とは何が正しくないかと言いますと、心の持ち方、
生活態度が正しくないということです。
歪ができて、その歪みが大きくなったら、ストレス解消といって酒を飲んだり、
パチンコをしたり、ゴルフに行ったりするのですけど、そんなものでは解消されず、
一時の気晴らしにしか過ぎません。
ストレスを正した時にはじめてストレスは皆消えるのです。
ストレスの消える方法は、それは無我の生活です。
有我に生きたら必ずストレスが溜まります。
そして霊的な面からみますと、有我の中に憑依現象が起きるのです。
自我が強いから憑依を受けます。
全く自我がなかったら、取りつこうとしてもと取りつく所がないのです。
だから憑依現象は起きません。
お金がたくさん欲しいというのも有我です。
何も要らないのが無我です。
~ 感謝・合掌 ~