恩師のご著書「講演集」より
講演集、 二
神理は時空を超え且つ人は進化する
「正しい法、神理の法は実践の中に生命が宿ることを知れ」と、
「心行」の中に書かれていますが、
「正しい教え、正しい神理の法」を自分が実践すれば、必ず功徳が現れます。
自分が行えば即、現れます。
例えば、人様に優しい言葉をかけた時、その方から即、喜びの表情、喜びの態度が返ってきます。
逆にもしその人の心を傷付けるような言葉を口にしますと、
それは行為にしなくても言葉として出しただけでも、
その人は大変な苦しみの中にはまってしまいますね。
神理、正法というものは、いつの時代においても適応するものです。
しかも、人間は真理、正法のもとに時代と共に進化の過程にあることも事実であります。
私たちの意識も、大きくなれば、やはり法の深さも異なります。
それは理解度が違ってくるからです。
理解度に応じて私たちの毎日に神理、正法が示されてくるわけであります。
高度なものが突然私たちの前に来ることは決してありません。
あくまでもその法が理解できる範囲以内に限られます。
ほんとうの宗教も、本来の私たちも、一日一日が進化の過程の中にあります。
その過程こそが神の完全さの現れであります。
したがって、一日一日実践を通して、その秘密が私たちの前に示されるのです。
こんな素晴らしいことはございません。
毎日毎日あらゆる万象万物は進化しており、一日たりとも休日というものはありません。
すべてが進化の真っただ中にあります。
正法を実践する者は、実践することによってのみ、
法の理解度が深まることを忘れてはなりません。
私たちの意識はいくらでも大きくすることができ、際限というものはないのです。
なぜならば、神は自分の姿に似せて人間をお造りになりました。
同じように意識も神に似せて無限大なるものを持たせて下さいました。
神様が私たち人間を造って下さる前に、万象万物をお造りになりました。
空も海も陸も草も木も動物も、或いは目に見えない空気も、
神様がお造り下さったのですね。
~ 感謝・合掌 ~