恩師のご著書「講演集」より
講演集、 二
得がたい法のご縁
見えない世界にいる苦しい方も、正しい教えによって即、救い上げます。
見えない世界の方はこの世に生きる人間よりもなお、悟りが早いです。
なぜ霊の方は悟りが早いかといいますと、それは肉体、つまり目・鼻・耳・口・皮膚の
五官がないから、悟り・目覚めが早いのですね。
しかし不幸にして法にご縁がございませんと、
永遠といってもよいほどの長い時間を苦しんでおられます。
それは気付くことができず、目覚めを与えられないからです。
昨夕も、ほんとうに有難いことで、わざわざ富山県から、
そして新潟県からおいでになっていただきました。
今日お集まりの皆さまは関東の皆さまでございますね。
ほんとうによく来ていただきました。
ありがとうございました。
ご縁というのはまことに得難いもので、
この私のご近所にあっても縁のない者は近づくこともできません。
しかしご縁のある方はご近所からもこうして熱心に来ていただけますし、
遠い県外からも集うていただけます。
「正しい教えに縁を得ることは、
片目の亀があの太洋の真ん中で一片の流木に巡り合うよりもなお難しい」、
つまり太平洋の真ん中に流れて来る一片の板切れは、
見つけようとしても、なかなかどうして見つかりません。
そして二つの目を持つ亀が片目ということは、世界が半分しか見えないということです。
その亀が流木に巡り合うよりもなお難しいというほど、ほんとうの教えに巡り合うことは
難しいそうです。
しかし、こうしてご縁を頂いて巡り合えるというのは、
それほど尊いご縁によっているのであり、まことに得難いご縁です。
~ 感謝・合掌 ~